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症状別|困った時のツボ情報

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▷症状別|A

①ツボとは

②肩こり
③腰痛
④頭痛

⑤便秘 
⑥下痢 
⑦疲労
⑧ストレス

⑨風邪 
⑩冷え性
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▷症状別|B

①全身症状
②花粉症

③歯の痛み
④足がつる
⑤吃逆
⑥二日酔い

⑦熱中症
⑧不眠症
⑨高血圧

⑩低血圧
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▷症状別|C

①倦怠感

②食欲不振
③めまい等
④目の疲れ
⑤足の疲れ
⑥手の痛み

⑦足の痛み
⑧手技
⑨四診
⑩五行

▷ツボ情報|部位別
ツボとは、体の不調やゆがみを、正常な状態に戻す調整点のことです。
五行色体表は、五行学説の「木・火・土・金・水」自然界のあらゆるものを、 人間の身体に照らし合わせ、まとめたものです。

A-➀ ツボって何?

ツボって何?


皆様から、よく質問されることがあります。

○○が痛い(だるい、凝る)・・・

どこの「ツボ」を押さえたら効くの?

そう「ツボ」のお話です。 



そもそも、ツボって、なに??? 


 




経穴(ツボ)とは



"経穴 (けいけつ) とは、中医学、漢方医学、経絡学の概念で、体内の異常に応じて体表の特定の部位に対応して現れるもので指圧、鍼、灸で刺激を与えることで体調の調整、諸症状の緩和を図るものである。
一般には「ツボ」とも呼ばれる。筋筋膜性疼痛症候群(Myofascial Pain Syndrome)におけるトリガーポイント(例えば腰痛の原因となる筋・筋膜内の好発部位)と大半が一致する。
経穴は、もとは中国の中医学に由来し経験的な知見により見出されたものである。重要な神経・血管・筋走行上に位置したり体性-内臓反射等で医学的関連があり、現在ではWHOにおいても治療効果が認められている。
中医学、漢方医学的説明では、経穴は「気と血」のエネルギーの通り道であるといわれる経絡上にあって、気血が出入りし、経絡が合流したり分枝したりする経絡状の重要なところである。"

引用元:経穴- Wikipedia



東洋医学では、人体を構成し循環している「気・血・水」という概念があり、

これらを担っているのが、「五臓六腑(六臓六腑)」

循環系に相当するものが、「経絡(けいらく)」とされています。


 




この経絡の上に点在するのが、経穴(けいけつ)・・・いわゆる「ツボ」です。


経絡とツボは、路線と駅との関係で考えるとわかりやすいと思います。 

▷どこかの路線で問題が起こり、電車が不通の時、障害部分(駅周)を修復する。 

▷からだの経絡で問題が起こり、気血が不調の時、対象部分(ツボ)を施術する。


 




参考までに、経絡は正経十二経(左右)24本と奇経八脈8本が流れています。 

経絡=けいらく
経穴=けいけつ=ツボ 

ツボの数は、361穴(正穴)あります。 


東洋医学では、体全体の調子が崩れていると、その人の一番弱い部分に影響がおよびそれが病気の形で現れると考えます。

その部分だけでなく、体全体の調子を良い状態に整えることが大変重要です。


 




ツボは、刺激することで経絡の流れを改善し、症状を和らげることの出来る治療点です。

そのために行われる鍼灸マッサージは、ツボをピンポイントで刺激し、経絡の流れに沿って気や血の流れを改善するための施術です。 


ツボとは、体の不調やゆがみを、正常な状態に戻す調整点のことです。 


ツボ押しは、コツさえつかめば簡単にできます。 

誰もがもっている自然治癒力を高め、正常な状態に戻すことが目的です。 

手軽に出来るツボ押しを、健康管理の一つとして取り入れてください。



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A-➁ 肩こり

肩こり▽



肩こり=過労、睡眠不足、目の疲れ、運動不足、ストレス・・・etc

 

 

 

肩こりは、女性は第1位、男性は第2位の症状です。

 

 






肩こりとは?

"肩こり(かたこり 肩凝り)とは症候名のひとつ。肩だけでなく、首も凝ることが多い。「肩が張る」とも言う。主に僧帽筋に起こる症状。
厚生労働省による国民生活基礎調査(2015年度)における有訴者率で男の2位、女の1位を占める
症状である(男の1位、女の2位は共に腰痛)。
項頸部から僧帽筋エリアの諸筋に生じる主観的に詰まったような、こわばった感じや不快感・こり感・重苦しさや痛みにいたる症候の総称である。頭痛、吐き気を伴うことがある。"

引用元:肩こり - Wikipedia

 

 

 

肩こりは、同じ姿勢、眼精疲労、運動不足、ストレスなど原因は様々です。

肩周辺の筋肉が疲労し緊張が高まり、肩や首が重荷を背負ったように辛く、

固くこわばったような症状です。

 

肩周辺の筋肉の緊張 = 肩や首は、常に重い頭と両腕を支え続けている。

頭の重さは体重比で約10%、体重50Kgの人だと約5Kgあります。

肩こりの改善には、筋肉の緊張を取り除き、血流の循環改善を図ることです。

 

 

 

ツボ押しの前に、必ず「あなたの肩こりの症状」を確認しましょう。

 

 

 

 

 

 

1.頚肩腕症候群(肩こり)

首から肩や腕などに、痛みや凝りといった不快な症状。

明らかな原因疾患がない、いわゆる「肩こり」のことです。

肩周辺の筋肉の疲労が主な原因です。

 

2.胸郭出口症候群

鎖骨と肋骨の間を通っている血管や神経が圧迫されて、首から肩、

腕にかけてしびれ感などがでる症状。

腕をよく上げる仕事の人に多くみられる。

 

3.肩関節周囲炎(五十肩)

肩関節の炎症によって痛みが起きる症状。

体をあまり動かさない人に起こりやすいのが特徴。

加齢に伴う組織の変性やホルモンバランスの変化などから。

 

4.肩や肩周辺に痛みがある場合

肩関節の障害と肩関節以外の障害の両方を考える必要があります。

病気によって二次的に引き起こされる肩こりは、関連痛や放散痛で

狭心症、心筋梗塞、頸椎症、内科的疾患などから起こるこわい肩こりです。

 

 

 

 

 

 

注意点

 

急性的な肩こり、二次的な肩こり、肩に障害がある場合をのぞき、ツボ押しやマッサージ、ストレッチなどは効果的です。

凝り固まった部分を蒸しタオルなどで温めることも効果的です。

 

ご自分の肩こりの症状を正しく把握し対処してください。

病気や外傷がある場合は、ツボ押しやマッサージの前に医師へ相談しましょう。

いつもと違う、症状が改善しない場合は、医療機関への早期受診が大切です。

 

 

 

肩こりに効くツボ!

 

完骨(かんこつ)
耳の後ろにある骨の膨らみ(乳様突起)下の後ろ側。

肩や首のこり、頭痛、顔のむくみ、めまいなど。

 

風池(ふうち)
耳の後ろの骨と、後頭部のくぼみの中間にあるツボ。

肩や首のこり、頭痛、鼻づまり、のぼせなど。

 

天柱(てんちゅう)
首の骨の両側にある太い筋肉の外側のくぼみ部分。

肩や首のこり、頭痛、眼精疲労、顔のむくみなど。

 

 

 

 

 

 

翳風(えいふう)
耳たぶの後ろの骨の前、小さなくぼみの中のツボ。

肩や首のこり、耳の痛み、歯の痛みなど。

 

天容(てんよう)
耳の下、下あごの角の後ろ側にあるツボ。

肩や首のこり、寝違い、耳鳴り、歯の痛みなど。



 

 



肩井(けんせい)
首と肩先の真ん中にあって、肩の筋肉の中心にあるツボ。

肩や首のこりの特効ツボ、頭痛、眼精疲労、過労など。

 

肩中兪(けんちゅうゆ)
第七頸椎(首を曲げると最も盛り上がる所)中心から

親指の幅二本分外側のツボ。肩や首のこり、頭痛、かすみ目など。

 

曲垣(きょくえん)
肩甲骨の上方内側の角にあるツボ。

肩や首のこり、首筋や腕の痛みなど。

 

 

 

 

 

気舎(きしゃ)
のどぼとけ下のくぼみの外側にある小さなくぼみ部分。

肩や首のこり、のどの痛みなど。

 

雲門(うんもん)
鎖骨の外側下のくぼみ部分のツボ。

肩や首のこり、胸痛、腕の痛みなど。

 

曲池(きょくち)
肘を曲げると出来るしわの外側部分のツボ。

肩や首のこり、腕の症状全般、歯痛など。

 

合谷(ごうこく)
人差し指と親指の骨が合流する部分から、少し人差し指側。

肩や首のこり、頭痛、生理痛、歯痛など。

 

 

 

 



写真を参考に、ツボの位置を確認して、その周辺を指で軽く押します。

最も感覚が敏感になっているところが、あなたにとってのツボになります。

 

ちょっと痛いけど気持ちいい!くらいの力加減でツボを刺激します。

 

ツボ押しは、力を入れる時に息を吐き、力を抜く時に息を吸います。

ひと押し3~5秒を目安に、5~10回繰り返します。

 

左右対になっているツボは、左右同じように押しましょう。

1日3セットを基本に、動作はゆっくりと気持ちいい範囲で行ってください。

 

 

 

肩こりの改善には、ツボ押しとストレッチを合わせて行うと効果的です。

 

1.足首の運動

①足首を回す。
足首をじっくり回すと、肩こりや首のこりが改善されます。


②アキレス腱をつまんで揉む。
肩こりに関係する僧帽筋は、アキレス腱と東洋医学的に相関関係にあります。







2.肩部(肩甲骨)の運動

①両肩の上げ下げ:両肩を上げ(緊張させ)、ストン(脱力)と落とす。
筋肉を緊張させた後、脱力させると血行がよくなり、凝りもほぐれます。


②肩甲骨の前後回し:肩甲骨(肩部)を前後に回して肩甲骨を引き離す。
肩甲骨を動かすことにより、筋肉の緊張がほぐれ、血行がよくなります。

 

 

 

 

 

 

ストレッチも、呼吸を止めないよう5~10回を目安に、1日3セットを基本にして、ゆっくりと気持ちいい範囲で行いましょう。

痛みや不安がある場合、やりすぎは逆効果になるので注意してください。

 

 

 

肩こりの予防と改善


あなたの生活習慣を見直して、肩こりの原因を改善してください。

 

姿勢:正しい姿勢 ⇨ 同じ姿勢や猫背などに注意して、首や肩の負担を減らす。

習慣:片側負担 ⇨ 片方にかけるバッグなど、片側にかける負担に注意する。

休息:長時間労働 ⇨ 定期的な休養休憩で、体や目の緊張を取り除く。

 

睡眠:寝具の見直し ⇨ 枕やマットの改善で、安眠を図りストレスを防ぐ。

運動:運動不足 ⇨ 適度な運動で、筋肉の緊張を取り除き血流の改善を図る。

食物:食事の工夫 ⇨ バランスの取れた食生活で、サラサラ血と体質改善をする。

 

原因:思わぬところに肩こりの原因があるかもしれません?

歯のかみ合わせ、顎関節症、高血圧など、

合わない眼鏡・コンタクト、合わない服や靴、合わない机・椅子
合わない物を無理をして使わないように心がけてください。

 

 

 

 

 

 

肩こりは、肩周辺の筋肉が疲労して緊張が高まり、肩や首が重荷を

背負ったように辛く、固くこわばったような症状です。

 

肩こりは、個人の体型や日常生活動作に起因するものが原因ですが、

病気から二次的に起きる、放置すると危険なこわい肩こりもあります。

 

肩こりは、からだが異常を起こしているサイン・徴候です。

いつもと違う、症状が改善しない場合は、医療機関への早期受診が重要です。

 

 

 

ツボ押しとストレッチで、あなたの「肩こり」が改善しますように!



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A-③ 腰痛

腰痛▽



腰痛=生活習慣、姿勢の悪さ、過度の運動、筋肉の衰え、ストレス・・・etc

 

 

 

腰痛は、男性は第1位、女性は第2位の症状です。

 

 






腰痛とは?

 

"腰痛(ようつう, Low back pain)とは、腰に痛み、炎症などを感じる状態を指す一般的な語句。 その期間によって、急性(6週間まで)、亜急性(6-12週間)、慢性(12週間以上)に分類される。
腰痛のうち、骨折・感染症・がん・変性疾患など、原因のはっきりしているものは15%ほどであり、残りの85%ほどは、原因のはっきりしない非特異的腰痛である。
画像検査で異常所見が認められても、それが腰痛の原因であるとは限らない。
厚生労働省による国民生活基礎調査(2015年度)における有訴者率で男の1位、女の2位を占める症状である(男の2位、女の1位は共に肩こり)。"

引用元:腰痛 - Wikipedia

 

 

 

腰痛が起こる原因は、多くは原因が特定しきれない「非特異的腰痛」です。

背骨や神経などに原因となる病気が認められる「特異的腰痛」は15%程度です。

 

特異的腰痛には、背骨や神経などを圧迫する病気だけでなく、内臓の病気や骨の

腫瘍・感染・炎症などが原因になっていることもあるので注意が必要です。

 

 

 

ツボ押しの前に、必ず「あなたの腰痛の症状」を確認しましょう。

 

 

 

 

 

 

知っておきたい腰痛

 

1.腰痛症(原因不明の慢性腰痛)
血行が悪くなり、筋肉がこわばって緊張状態が続き、重苦しい腰の痛みが続くが、原因が特定できないケース。

 

2.急性腰痛症(ぎっくり腰など)
突然腰に激痛が起こる。重いものを持ったり、腰をねじるなどが誘因。強い痛みのため歩行困難。ぎっくり腰(びっくり腰)、欧米ではその病態から「魔女の一撃」と呼ばれている。

 

3.椎間板ヘルニア
骨(腰椎)と骨(腰椎)の間にある軟骨(椎間板)の変性、ヘルニアが神経を圧迫し痛みが出現。若い人に多く、前かがみの姿勢や椅子に座った時に、痛みやしびれが強くなる。

 

4.脊柱管狭窄症
骨(腰椎)にある脊柱管の神経の通り道が狭くなり神経を圧迫。中高年に多く、後屈で痛みやしびれが強く、間欠性跛行(少し歩いただけでも症状が出現、長く歩くことが困難)が特徴的。

 

5.脊椎分離症・すべり症
骨(腰椎)の一部が離れたり、一部がずれたりして神経を刺激。激しい運動や重労働などで、後ろに反ると痛みやしびれが出現。

 

6.心因性腰痛
仕事での不満、家庭内の不和、不安や憂鬱な気分が痛みを引き起こす。検査でも異常が見当たらず、原因不明のまま、慢性的な腰痛を訴える。

 

7.その他の腰痛
内臓等の病気、骨折、感染症、炎症性疾患が原因腰痛を発症

 

 

 

 

 

 

痛みの特徴(特異的腰痛)

 

動作時痛  : 動いたときに痛みが生じる。

自発痛   : じっとしていても痛みが起こる。

放散痛   : 動作をすると痛みが腰以外まで響く。

関連痛   : 動作とは関係なく腰以外の場所も痛む。

 

急性期は冷やし、慢性期は温める。

原則として、熱を持っているような急性の痛みは冷やし、慢性の痛みは血行を良くするために温める。

 

 

 

注意点

 

急性的な腰痛や痛みの特徴がある特異的腰痛をのぞき、筋肉がこわばって緊張状態が続いている腰痛には、ツボ押しやマッサージなどは効果的です。

 

ご自分の腰痛の症状を正しく把握し対処してください。

病気や外傷がある場合は、ツボ押しや運動の前に医師へ相談しましょう。

いつもと違う、症状が改善しない場合は、医療機関への早期受診が大切です。

 

 

 

腰痛に効くツボ!

 

腎兪(じんゆ)

手を腰に当て背骨から2横指外側の部分にあるツボ。

効果:腰痛、下腹部の痛み、高血圧、疲労、足のむくみなど。

 

志室(ししつ)

手を腰に当てた時、親指部分が触れる高さにあるツボ。

効果:腰痛、足腰のしびれや痛み、冷え性、疲労、不感症など。

 

大腸兪(だいちょうゆ)

骨盤上端の線上の背骨両側部分にあるツボ。

効果:腰痛、便秘、下痢、生理痛、股関節の痛みなど。

 

上髎(じょうりょう)

おしりの骨盤中央仙骨部の1番上に触れる、くぼみ部分にあるツボ。

効果:腰痛、生理痛、冷え性、頭痛、足のむくみなど。

 

 

 

 

関元(かんげん)

おへそから親指の幅3本分さがった所にあるツボ。

効果:内臓の機能を調整、生理痛、不眠症、冷え性、姿勢の調整など。

 

環跳(かんちょう)

大腿骨の先端後方の所にあるツボ。

効果:腰痛、股関節の痛み、足腰や臀部の痛みやしびれなど。

 

 

 

 

委中(いちゅう)

膝関節の後ろ側に出来る横じわの中央部分にあるツボ。

効果:腰痛、足腰の痛み、疲労、首のこり、膝の痛みなど。

 

承山(しょうざん)

ふくらはぎの筋肉の中央部分にあるツボ。

効果:腰痛、こむら返り、便秘、足の痛みやしびれなど。

 

 

 

 

陽陵泉(ようりょうせん)

膝の外側、骨の隆起(腓骨頭)前方下のくぼみ部分にあるツボ。

効果:腰痛、膝の痛み、こむら返り、生理不順、足のむくみなど。

 

解谿(かいけい)

足首前方、足関節中央の腱の間、くぼみ部分にあるツボ。

効果:腰痛、捻挫、関節炎、冷え性、ふくらはぎのこわばりなど。

 

三陰交(さんいんこう)

下腿部の内くるぶしから4横指上の部分にあるツボ。

効果:足のむくみ、生理痛、膝の痛み、冷え性、不感症など。

 

復溜(ふくりゅう)

下腿部の内くるぶしから3横指上の部分にあるツボ。

効果:手足のむくみ、冷え性、生理痛、耳の痛み、歯の痛みなど。

 

 

 

 

 

写真を参考に、ツボの位置を確認して、その周辺を指で軽く押します。

最も感覚が敏感になっているところが、あなたにとってのツボになります。

 

ちょっと痛いけど気持ちいい!くらいの力加減でツボを刺激します。

 

ツボ押しは、力を入れる時に息を吐き、力を抜く時に息を吸います。

ひと押し3~5秒を目安に、5~10回繰り返します。

 

ツボとは、体の不調やゆがみを正常な状態に戻す「調整点」のことです。

 

左右対になっているツボは、左右同じように押しましょう。

1日3セットを基本に、動作はゆっくりと気持ちいい範囲で行ってください。

 

 

 

腰痛の改善には、ツボ押しとストレッチを合わせて行うと効果的です。

 

 

 

腰部の指圧とストレッチ

 

 

1.腰部の指圧

親指を腰に当て、ツボ(①腎兪または②志室)を押したまま、上体を左右に倒す・回す。上体を左右に倒す・回すと、ツボがより刺激され効果が増します。

 

 

 

 

2.腸腰筋(腰椎と大腿骨、骨盤と大腿骨を結ぶ筋肉群)のストレッチ

片膝をついた姿勢(できるだけ伸ばす)で、骨盤を前方に押し出す。

腰痛の改善には、骨盤と股関節のスムーズな動きが大切です。

 

 

 

 

 

腰痛の予防運動(伸展と屈曲、側屈と回旋)

 

 

腰痛予防には、腰回りの柔軟性と腹筋と背筋のバランスを調整することが大切です。

 

 

1.伸展(後屈)運動:腕を伸ばし1~2秒保持、息を大きく吐く。

臀部(お尻)と下肢は力を抜くこと。

 

 

 

 

2.屈曲(前屈)運動:膝を曲げないように、上半身を曲げる。

動作は止まらず、すぐに開始姿勢に戻ること。

 

 

 

 

3.回旋運動:腰と背中が曲がらないように、上半身をまわす。

動作は勢いをつけずに、ゆっくりと行うこと。

 

 

 

 

4.側屈運動:腰と背中が曲がらないように、上半身を横にまげる。

動作は勢いをつけずに、ゆっくりと行うこと。

 

 

 

 

 

注意点

 

腰痛の予防には、腰回りの筋肉の緊張を取り、血行を良くしておくことが大切です。

ツボ押しやストレッチは、気持ちがいいと感じる強さで行ってください。

腰部の運動は、動作に勢いをつけたり、激しい痛みのある場合は「禁忌」です。

基本は5回を目安に1日3セット、動作はゆっくりと出来る範囲で行ってください。

 

 

 

腰痛の予防と改善策

 

まず、あなたの生活習慣を見直して、腰痛の原因を改善してください!

 

姿勢:正しい姿勢  ⇨ 同じ姿勢や猫背などに注意して、腰の負担を減らす。

習慣:片側の負担 ⇨ 片方にかけるバッグなど、片側にかける負担に注意する。

休息:長時間労働 ⇨ 定期的な休養休憩で、体や腰の緊張を取り除く。

 

睡眠:寝具の改善 ⇨ 枕やマットを見直し、腰への負担を減らして安眠を図る。

運動:運動の不足 ⇨ 適度な運動で、筋肉の緊張を取り除き血行の改善を図る。無理な動きや負担、過度の運動に注意する。腹筋と背筋を鍛える。

食物:食事の工夫 ⇨ バランスの取れた食生活で、サラサラ血・体質改善を図る。

 

原因思わぬところに腰痛の原因があるかもしれません?

歩き方、筋肉の衰え、骨の老化、ストレス、内臓などの病気、いつも同じ方向を向いて、テレビ・睡眠・日常生活動作をしている。

合わない服や靴、机や椅子、合わない物を無理して使わないように心がけてください。

 

 

 

 

 

 

日常生活で腰は、体を伸ばす、曲げる、回す、ねじるなどあらゆる動作にかかわり、腰部(腰椎と椎間板)には常に大きな負担がかかっています。

さらに、労働、疲労、ストレス、運動不足、加齢、肥満などの要素が腰の負担をより大きくしています。



 

腰痛は、さまざまな原因で血行が悪くなり、筋肉がこわばって周囲の神経や血管を圧迫することで起こります。また、しびれ、運動時・自発・放散・関連痛などのこわい腰痛もあります。

いつもと違う、症状が改善しない場合は、医療機関への早期受診が大変重要です。

 

 

 

ツボ押しとストレッチで、あなたの「腰痛」が改善しますように!








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A-④ 頭痛

頭痛▽



頭痛=ストレス、肩こり、目の疲れ、睡眠不足・・・etc

 

 

 

頭痛のとき、あなたならどう対処しますか?

 

 






頭痛とは?

 

"日本人の3-4人に1人(約3000万人)が「頭痛持ち」である。そのうち2200万人が緊張性頭痛、840万人が片頭痛、1万人が群発頭痛といわれる。クモ膜下出血・脳腫瘍による頭痛は、毎年約1万人-3万人に発生する。
男性よりも女性のほうが頭痛の症状を訴えることが多く、緊張性頭痛の6割、片頭痛の8割が女性である。
女性が訴えることが多い頭痛の1つに生理時に伴うものがあるが、これは生理中にエストロゲンが血中から減少し、それがセロトニンに何等かの影響を与えて片頭痛を引き起こしやすくなるからではないかとも考えられている。"

引用元:頭痛 - Wikipedia

 



頭痛は、ストレス、肩こり、目の疲れ、睡眠不足など原因は様々です。

風邪や二日酔いなど一時的に起こる頭痛や慢性的に起こる頭痛など、自分の頭痛のタイプを把握し対処するようにしましょう。

 

 

 

ツボ押しの前に、必ず「あなたの頭痛の症状」を確認しましょう。

 

 

 

 

 

 

1.緊張性頭痛
後頭部を中心に、頭全体が締め付けられるような重苦しい痛み。

血流が悪くなり、頸肩部や後頭部の筋肉が緊張することによって頭痛が出現。

凝り固まった部分を蒸しタオルなどで温めたり、ツボ押しやマッサージ及びストレッチなどは効果的です。

 

2.片頭痛
ズキズキと脈打つような強い痛み、頭や体を動かすと頭に響く痛み。

片頭痛は、脳の血管が拡張して炎症を起こしていると考えられるため、入浴や運動、マッサージなどは炎症物質をさらに拡散してしまい逆効果です。

痛む部分を冷やしたり、休むことが必要です。(*片頭痛=偏頭痛)

 

3.群発頭痛
目をえぐられるような激しい痛み。ある期間(春先や秋口など季節の変わり目)に集中して頭痛が起こることから群発頭痛と言われています。

動脈が拡張して炎症、痛みが激しいこともあるので、専門医への早期の受診が大切です。

 

 

 

 

 

 

注意点

ツボ押しやマッサージは、緊張性頭痛のみです。

片頭痛は、頭部へのツボ押しやマッサージは原則NGです。

群発頭痛も、ツボ押しやマッサージは原則NGです。

病気や外傷がある場合は、ツボ押しやマッサージの前に医師へ相談しましょう。

症状が改善しない場合は、医療機関への早期受診が大切です。

 

 

 

頭痛(緊張性頭痛)に効くツボ!

 

1.百会(ひゃくえ)
頭頂部の正中線上、両耳と鼻の延長線が交わるやや凹んだところ。
頭痛、肩こり、眼精疲労、不眠症など。

 

2.頷厭(がんえん)
額の角の髪の生え際より少し下で、口の開閉で動きを感じられるところ。
頭痛、眼精疲労、耳鳴りなど。

 

3.曲鬢(きょくびん)
もみあげの後ろの生え際を上にあがり、耳の一番高い部分と交わるところ。
頭痛、頭重感、目の疲れなど。

 

4.角孫(かくそん)
耳全体を前に折り、耳の一番上が頭に当たるところ。
頭痛、頭重感、めまい、立ちくらみなど。

 

 

 

 

 

 

5.完骨(かんこつ)
耳の後ろの出っ張った骨(乳様突起)の下のくぼみ。
頭痛、首のこり、頭や顔のむくみ、めまいなど。

 

6.風池(ふうち)
耳の後ろの髪の生え際と、後頭部のくぼみの中間。

頭痛、肩や首のこり、鼻づまり、からだの節々の痛みなど。

 

7.天柱(てんちゅう)
首の骨の両側にある太い筋肉(僧帽筋)の外側のくぼみ。

頭痛、眼精疲労、めまい、顔のむくみなど。

 

8.肩井(けんせい)
首の根元と肩先を結んだ線上の真ん中にあるツボ。

頭痛、眼精疲労、肩こり、過労、冷え性など。



 

 



9.合谷(ごうこく)
親指と人差し指の付け根の骨が交わるところの内側。

合谷は万能のツボで、特に痛みに対して効果を発揮します。

頭痛、生理痛、歯痛、肩こり、疲労倦怠感など。

 

 

 

 



写真を参考に、ツボの位置を確認して、その周辺を指で軽く押します。
最も感覚が敏感になっているところが、あなたにとってのツボになります。

 

ちょっと痛いけど気持ちいい!くらいの力加減でツボを刺激します。

 

ツボ押しは、力を入れる時に息を吐き、力を抜く時に息を吸います。

ひと押し3~5秒を目安に、5~10回繰り返します。

左右対になっているツボは、左右同じように押しましょう。



 

 

 

頭痛(緊張性頭痛)の改善策


基本は生活習慣の見直しで、血流を改善し、凝りや張りを防ぐことです。


①動作:日常生活動作の見直し>正しい姿勢(猫背改善)で血流の改善。

②休養:長時間労働の見直し>定期的な休養休憩で体の緊張を取り除く。

③睡眠:寝具の見直し>マットや枕の改善で安眠を図る。

④食物:食事の工夫、バランスの取れた食生活をする。

⑤対策:首回りを冷やさない工夫。定期的な運動を心がける。

 

 

 

 

 

 

頭痛には、風邪や二日酔いなど一時的に起こる頭痛、持病のように慢性的に

起こる頭痛、原因が特定できない頭痛など様々あります。

 

緊張性頭痛は、ストレス、肩こり、目の疲れ、睡眠不足などが原因ですが、

クモ膜下出血、脳腫瘍による頭痛など、こわい頭痛もあります。

 

頭痛は、からだが異常を起こしているサイン・徴候です。

いつもと違う、症状が改善しない場合は、医療機関への早期受診が重要です。

下記サイトを参考にしてください。

 

 


ツボ押しで、あなたの頭痛が改善しますように!

 

 

 

 

 

 

参考・参照サイト

頭痛外来-日本頭痛学会

こわい頭痛とこわくない頭痛

かんたん医療相談

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A-⑤ 便秘

便秘▽



便秘=食生活、生活習慣、ストレス・・・etc

 



便秘の時、あなたならどう対処しますか?

 

 






便秘とは?

 

"便秘(べんぴ、英: constipation)とは、ヒト(または他の動物)において便の排泄が困難になっている状態の総称である。
自覚症状として、血便、腹痛、吐き気、直腸残便感、腹部膨満感、下腹部痛、食欲不振、めまいなどのほか、肩や背中に放散痛を伴う場合がある。
2013年(平成25年)の国民生活基礎調査によれば便秘の有訴者率は、男性が約33.1%、女性は約67%である。"

引用元:便秘-Wikipedia

 

 


便秘の原因には、食生活、生活習慣、ストレスなどが関係しています。

 

偏った食生活で、便の質が硬くなり腸内に便が停滞し便秘になる。
生活習慣のストレスで、自律神経のバランスが崩れ腸の働きが低下し便秘になる。
便意があるのにトイレを我慢、お薬で便を排泄する習慣で便秘になる。

 

 

 

 

 

 

便秘解消法は、お薬、運動、食事・・・などありますが、

手軽にできる「ツボ押しとマッサージ」で、便秘を解消させてみてください。

 

 

ツボとは、体の不調やゆがみを正常な状態に戻す調整点のことです。

 

 

今回は、「便秘に効果のあるツボ5穴(5個)」と「腹部のマッサージ」を紹介します。

 

 

便秘に効くツボ

 

 

 

 

 

 

天枢(てんすう)

おへそから指幅2本分外側のところ。

左右同時に、人差し指・中指・薬指を揃えて押す。

胃腸の働き、食欲増進や消化不良に効くツボ。

 

大巨(だいこ)

天枢から指幅2本分下側のところ。

左右同時に、人差し指・中指・薬指を揃えて押す。

腹筋群の機能を高め、消化器の不調に有効なツボ。

 

 

 

 

 

 

大腸兪(だいちょうゆ)

腰骨の高さで背骨から指幅2本分外側のところ。

両手を腰骨に置いて、親指で左右のツボを同時に押す。

腸の働きを高め、腰痛や生理痛にも効くツボ。

 

 

 

 

 

 

合谷(ごうこく)

親指と人差し指の付け根の骨が交わるところの内側。

反対側の親指と人差し指を使い、付け根の部分を挟むように押す。

合谷は、万能のツボで、特に痛みに対して効果を発揮します。

 

間使(かんし)

手首から指4本下がった腕の内側中央のところ。

間使に親指を置き、残りの指で前腕を支え刺激する。

腸の働きを活発にしてくれるツボ。

 

 

 

 

 

 

写真を参考に、ツボの位置を確認して、その周辺を指で軽く押します。
最も感覚が敏感になっているところが、あなたにとってのツボになります。

 

ちょっと痛いけど気持ちいい!くらいの力加減でツボを刺激します。

 

ツボ押しは、力を入れる時に息を吐き、力を抜く時に息を吸います。
ひと押し3~5秒を目安に、5~10回繰り返します。

左右対になっているツボは、左右同じように押しましょう。

 

 

 

腹部のマッサージ

 

おへそを中心に、時計回りに円を描くようにマッサージをする。

腹部の上に両手を重ねて置き、

強く押さず、さするように、10~20回程度繰り返します。

 

 

 

 

 

 

下腹部のマッサージ

 

手の指を揃えてS状結腸(赤●部分)の上に置き、もう片方の手を添えて

軽く10回程度押します。

次に指先を斜め下に向かって押しながら移動し、足の付根までマッサージを

10回程度繰り返します。

 

 

 

 

 

 

ツボ押しやマッサージは、コツさえつかめば簡単にできます。

誰もがもっている自然治癒力を高め、正常な状態に戻すことが目的です。

手軽に出来るツボ押しとマッサージで、便秘解消に役立ててください。

 

注意点

 

病気や外傷がある場合は、ツボ押しやマッサージの前に医師へ相談しましょう。

症状が改善しない場合は、医療機関への早期受診が大切です。

 

 

 

便秘の改善策

 

習慣:毎日決まった時間に、トイレに行く習慣をつける。

運動:体操やウオーキングなど、運動で腹筋群を鍛える。

水分:起床時に、水や乳製品の水分補給で胃腸を刺激する。

食物:食生活の改善、食物繊維を積極的に摂取する。

 

毎日の食事は大変重要です・・・cookpadさんの便秘レシピが参考になります。

 

姿勢:排便時の姿勢は、少し前傾姿勢をとり、腹筋群に力が入りやすいようにかかとを少し上げる。

また、腹部を両手で押さえて、腹圧を与えたり工夫をしてみる。

 

 

 

 

 

 

スッキリ・・・「快便」を目指しましょう!!!

 

 

 

便秘は、女性にとっての悩みの一つです。

 

 

 

便秘は、生活習慣やストレスと運動不足など、日常的な原因が関係しています。

あなたの便秘の原因を改善して、「快便」を目指してください。

ツボ押しで、体と心をリフレッシュ!!!



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A-⑥ 下痢

下痢▽




腹痛・泥状便・水様便・・・発熱・吐き気・・・

 

 

 

下痢に伴う症状は、大変辛いものです。

 

 

 

下痢・・・あなたは、どう対処していますか?

 

 

 

 

 

 

下痢とは



"下痢(げり、英: diarrhea)は、健康時の便と比較して、非常に緩いゲル(粥)状・若しくは液体状の便が出る状態である。主に消化機能の異常により、人間を含む動物が患う症状であり、その際の便は軟便(なんべん)、泥状便(でいじょうべん)、水様便(すいようべん)ともいう。

東洋医学では泄瀉(泄は大便が希薄で、出たり止まったりすること。瀉は水が注ぐように一直線に下る)とも呼ばれる。世界では毎年17億人が発症し、また毎年76万人の5歳以下児童が下痢により死亡している。発展途上国では主な死因の1つとなっている。"

引用元:下痢 - Wikipedia

 

 

 

下痢は、発症から2週間前後の期間で急性と慢性に分けられています。原因は、胃腸の機能低下・感染症・薬等の副作用・内分泌の疾患などによって、便が水様の状態で排便回数の増加を伴ったものです。

 

 

東洋医学では、大便の異常を「泄瀉」といい、便秘を「泄」・下痢を「瀉」といいます。
下痢は「気・血・水」の乱れ、症状により実・虚・寒・熱証など、特に脾胃の異常で、体が変調した状態と捉えています。

 

 

 

 

 

 

下痢に効くツボ

 

 

下痢の症状が改善できるように、脾胃・消化器系に効くツボを「5つ」に分けて説明して行きます。

 

 

A.腹 部:①大巨 ②関元

 

B.背腰部:③大椎 ④大腸兪

 

C.手 部:⑤合谷 ⑥下痢点(腹瀉点)

 

D.足 部:⑦梁丘 ⑧足三里

 

E.調 整:⑨百会 ⑩裏内庭

 

 

A.腹 部

 

 

大巨(だいこ)

位置:おへそから、親指幅2本分下の両側親指幅2本分外側の部分。

効果:下痢、便秘、腹痛、冷え性、不眠症など。

 

 

 

 

 

 

関元(かんげん)

位置:下腹部のおへそから、親指幅3本分下の部分。

効果:胃腸・泌尿器系の疾患、冷え症、精力減退など。

 

 

 

 

 

 

B.背腰部

 

 

大椎(だいつい)

位置:首の後ろ、第7頸椎(最も出ている骨)の下のくぼみ部分。

効果:虚弱体質、胃腸障害、鼻かぜ、偏頭痛、皮膚症状など。

 

 

 

 

 

 

大腸兪(だいちょうゆ)

位置:腰骨の高さで、第4腰椎と第5腰椎の間から指幅2本分外側の部分。

効果:下痢、便秘、腹痛、腰痛、背中の疼痛など。

 

 

 

 

 

 

C.手 部

 

 

合谷(ごうこく)

位置:人差し指と親指の骨が合流する部分から、少し人差し指側。

効果:痛みの万能のツボ、下痢、便秘、頭痛、歯痛、疲労など。

 

 

 

 

 

 

下痢点(げりてん)

位置:手の甲、中指と薬指の骨の間を手首側に向かって骨が交わる部分。

効果:下痢、胃痛、消化器系の疾患など。

 

 

 

 

 

 

D.足 部

 

 

梁丘(りょうきゅう)

位置:膝の皿の外側上端から親指幅2本上の部分。

効果:膝の痛み、下痢、胃痛、腰痛、大腿部の痛みなど。

 

 

 

 

 

 

足三里(あしさんり)

位置:膝関節の外側、膝の皿の下から4横指下の部分。

効果:無病長寿のツボ、胃痛、食欲不振、頭痛、冷え症など。

 

 

 

 

 

 

E.調 整

 

 

百会(ひゃくえ)

位置:頭頂部の正中線上、両耳と鼻の延長線が交わるやや凹んだ部分。

効果:全身の調整のツボ、疲労、倦怠感、頭痛、肩こり、不眠など。

 

 

 

 

 

 

裏内庭(うらないてい)

位置:足の裏、第2指を折り曲げて、第2指の腹が足裏についた部分。

効果:消化器系の疾患、下痢、胃痛、頭痛、手足の冷えなど。

 

 

 

 

 

 

ツボの押し方と注意点

 

 

写真を参考に、ツボの位置を確認して、その周辺を指で軽く押します。

最も感覚が敏感になっているところが、あなたにとってのツボになります。

 

ちょっと痛いけど・・・くらいの力加減でツボを刺激します。

 

ツボ押しは、力を入れる時に息を吐き、力を抜く時に息を吸います。

ひと押し3~5秒を目安に、5~10回繰り返します。

 

皮膚の弱い方は、押しすぎに注意しましょう。

 

いつもと違う、症状が改善しない場合は、医療機関への早期受診が大切です。

 

 

 

 

 

 

下痢の対処法

 

 

下痢が続くと、体内から多くの水分と栄養を奪い、脱水状態を引き起こすことがあります。
水分補給と腸の疲労を回復させることが大切です。

 

 

①水分補給
白湯、スポーツ飲料(室温)など消化器系への負担が少ない水分摂取。

便の排泄ごとに、水分補給をする。

 

②栄養補給
食事の量を減らして食事の回数を増やし、消化器系への負担を減らす。

食事が摂れない場合は、スポーツ飲料などで栄養補給をする。

 

③腹式呼吸
自律神経の調整と腸の働きを促すマッサージの効果、またストレス

解消や精神安定にも効果が期待できます。

 

 

 

 

 

 

 

姿 勢:座位又は胡坐(上半身の力を抜き、下腹から足にかけて力を入れる)

 

手 順:腹式呼吸

鼻から息を吸う:下腹・丹田(おへその下)を膨らませながら息を吸う。
口から息を吐く:下腹を引っ込めながらゆっくりと息を吐く。
吸うときの倍くらい時間をかけて吐く。

1回の吐く時間/10秒~30秒、1回/3セット

 

効 果:自律神経の調整、精神安定、ストレス、肩こり、腰痛、冷え性の改善など。

自律神経:交感神経と副交感神経があり、体の働き(呼吸、体温、消化など)を自分の意思とは関係なく調整している神経。

 

 

 

 

 

 

下痢の原因は、胃腸の機能低下・感染症・薬等の副作用・内分泌疾患など様々です。

 

胃腸の機能低下、ストレスなど慢性的な下痢には、ツボ療法は効果的です。

 

ウイルスや細菌など感染症の下痢は、発熱・嘔吐・腹痛・脱水症状を引き起こし生命に関わることもあります。

 

いつもと違う、症状が改善しない場合は、医療機関への早期受診が大切です。

 

 

 

ツボ押しで、あなたの「不快な症状」が改善しますように。

 

 

 

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A-⑦ 疲労

疲労▽



疲労 = 倦怠感(全身のだるさ)、眠気、体の機能低下・・・etc

 

 

 

疲労(倦怠感)・・・あなたは、どう対処していますか?

 

 



 

 

 

疲労とは



"疲れ(つかれ、英: Fatigue)は無力とは異なる疲労の主観的感覚であり、徐々に始まる。無力とは異なり、疲れは休息によって軽減することができる。

疲れには身体的原因と精神的原因がある。

身体的疲れは最適な身体能力を維持するための筋肉の一時的な能力の低下であり、強い身体運動によってよりひどくなる。

精神的疲れは長期の認知活動が原因となる最大認知能力の一時的低下である。精神的疲れは傾眠(眠気)、無気力、選択的注意の疲労として現われうる。

疲れは痛み、発熱と並んで生体の3大危険信号と言われ、身体にとって生命と健康を維持する上で重要な信号のひとつである。

健常者における生理的疲労は、精神あるいは身体に負荷を与えた際に作業効率(パフォーマンス)が一過性に低下した状態と定義できる。

通常、休息を求める欲求と不快感(いわゆる倦怠感)を伴うことが多い。"

引用元:疲労 - Wikipedia

 

 

 

 

 

 

東洋医学では、疲労・倦怠感の症状を「気・血・水」のバランスの崩れ、

気虚・瘀血・水滞など「気・血・水」が乱れて変調した状態と捉えています。

 

 

気:不足・滞り・上昇  ⇨ 疲れ、食欲不振、胃もたれなど

血:不足・滞り・出血  ⇨ めまい、貧血、手足のしびれなど

水:不足・滞り・溜まり ⇨ むくみ、のどの渇き、発汗など

 

 

ツボとは、体の不調やゆがみを、正常な状態に戻す「調整点」のことです。

 

 

 

 

 

 

疲労に効くツボ

 

 

疲労の症状が改善できるように、3つに分けて説明して行きます。

 

 

1⃣ 体の前面 ⇨ ①期門 ②中脘 ③気海 ④関元 ⑤足三里 ⑥行間

 

2⃣ 体の後面 ⇨ ⑦天柱 ⑧肝兪 ⑨脾兪 ⑩腎兪 ⑪殷門 ⑫湧泉

 

3⃣ 予防対策

 

 

 

 

 

 

1⃣ 体の前面

 

 

期門(きもん)

位置:左右乳頭から真下の第6肋骨と第7肋骨の間の部分。

効果:気血の門、肝臓の機能調整、疲れ、倦怠感、食欲不振など。

 

中脘(ちゅうかん)

位置:胸骨体下端とおへその中間(おへそから親指幅4本分上)部分。

効果:胃の機能調整、胃痛、胸やけ、吐き気、倦怠感など。

 

気海(きかい)

位置:おへそから親指幅1本半下の部分。

効果:丹田のツボ、消化器系の疾患、呼吸器系の疾患、精力減退など。

 

関元(かんげん)

位置:おへそから親指幅3本下の部分。

効果:丹田のツボ、胃腸の疾患、泌尿器系の疾患、冷え性、精力減退など。

 

足三里(あしさんり)

位置:ひざの皿外側から親指幅3本分下の部分。

効果:無病長寿のツボ、内臓機能の調整、体力の回復向上、食欲不振など。

 

行間(こうかん)

位置:足の親指と第2指の間、付け根の部分。

効果:鎮静止痛の作用、頭痛、めまい、胸脇痛、不眠症など。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2⃣ 体の後面

 

 

天柱(てんちゅう)

位置:首の骨の両側にある太い筋肉(僧帽筋)の外側のくぼみ部分。

効果:頭部の疾患、頭痛、めまい、目の疲れ、だるさや疲れなど。

 

肝兪(かんゆ)

位置:背中の第9胸椎の両側、真ん中から親指幅1本半外側の部分。

効果:肝機能調整、全身の倦怠感、胸のむかつき、食欲不振、虚弱体質など。

 

脾兪(ひゆ)

位置:背中の第11胸椎の両側、真ん中から親指幅1本半外側の部分。

効果:胃痛、食欲不振、消化不良、夜泣き、かんのむしなど。

 

腎兪(じんゆ)

位置:腰部の第2腰椎の両側、真ん中から親指幅1本半外側の部分。

効果:泌尿器科の疾患、循環器系の疾患、むくみ、倦怠感、腰痛など。

 

殷門(いんもん)

位置:太ももの後面中央(お尻の溝から親指幅6本分下)部分。

効果:坐骨神経痛、下肢の痛み・だるさ、こむら返り、腰痛など。

 

湧泉(ゆうせん)

位置:足裏、第2指と第3指の間から下に、土踏まずとの際部分。

効果:体調の調整、疲れ、だるさ、冷え性、ストレスなど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ツボの押し方

 

 

写真を参考に、ツボの位置を確認して、その周辺を指で軽く押します。

最も感覚が敏感になっているところが、あなたにとってのツボになります。

 

ちょっと痛いけど気持ちいい!くらいの力加減でツボを刺激します。

 

ツボ押しは、力を入れる時に息を吐き、力を抜く時に息を吸います。

ひと押し3~5秒を目安に、5~10回繰り返します。

 

左右対になっているツボは、左右同じように押しましょう。

1日3セットを基本に、動作はゆっくりと気持ちいい範囲で行ってください。

 

肝兪と脾兪のツボは、自分では押すのが難しいので、ドライヤーやブラシなど

身近なものを使って温めたり刺激をしてください。

 

 

 

注意点

 

 

あなたの「疲労」の症状を、正しく把握し適切に対処してください。

 

病気や外傷がある場合は、ツボ押しや運動の前に医師へ相談しましょう。

 

いつもと違う、症状が改善しない場合は、医療機関への早期受診が大切です。

 

 

 

 

 

 

3⃣ 疲労の予防対策

 

 

休養:身体(体と心)を十分に休養させる。

休養できる環境作り、生活習慣の見直し。

 

睡眠:必要な睡眠時間は、7~8時間、個人差あり。

睡眠不足は、免疫力や自然治癒力が低下、寝具の見直し。

 

入浴:半身浴(38℃~40℃)の活用、みぞおちまで20~30分浸かる。

血流改善、疲労回復、安眠、リラックス効果。

 

運動:ストレッチ、軽めの体操、マッサージ、ツボ押し。

血流改善で体内の疲労物質を取り除く。

 

食事:バランスの良い食生活、ビタミンやミネラルの栄養補給。

消化吸収の良いものをよく噛んで摂取する。

 

嗜好:音楽、アロマ、お酒・・・好きな物や好きな事をする。

ストレス発散、リラックス効果。

 

 

 

 

 

 

疲労・倦怠感・ストレスが多いのは、忙しい現代人の特徴かもしれません。

ほとんどが、生活習慣(生活環境・偏った食事・睡眠不足・運動不足など)が

原因となるものです。

 

 

疲労・倦怠感・ストレスが続くと、精神的にも肉体的にも消耗してしまいます。

無理をせず安静にして、バランスの良い食事を摂り、養生することです。

疲労は体のサイン、症状が改善しない場合は、医療機関への早期受診が大切です。

 

 

ツボ押しで、あなたの「疲労」が改善しますように。



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A-⑧ ストレス

ストレス▽



ストレス=仕事、人間関係、睡眠不足・・・???








ストレスとは?

"ストレスの概念は一般に、1930年代のハンス・セリエの研究に起源を持つとされる。
ストレスの原因はストレッサーと呼ばれその外的刺激の種類から物理的ストレッサ(寒冷、騒音など)、化学的ストレッサー(酸素、薬物など)、生物的ストレッサー(炎症、感染など)、心理的ストレッサー(怒り、不安など)に分類される。
ストレッサーが作用した際、生体は刺激の種類に応じた特異的反応と刺激の種類とは無関係な   一連の非特異的生体反応(ストレス反応)を引き起こす。"

引用元:ストレス(生体)-Wikipedia



外部からのさまざまなストレッサーによって心や体に負担がかかることで、心や体に歪みが生じることをストレスと言い、身体に不調を引き起こします。



ストレスを感じた時、あなたならどう対処しますか?







代表的な解消法は、カラオケ、旅行、音楽、運動、食事・・・などありますが、
手軽にできる「ツボ押し」で、ストレスを解消させてみてください。



ツボとは、体の不調やゆがみを正常な状態に戻す調整点のことです。



今回は、
イライラと全身がだるい時に効果のあるツボを、7穴(7個)紹介します。
写真を参考にしながら、ツボの位置を確認して、その周辺を指で軽く押し、
最も感覚が敏感になっているところが、あなたにとってのツボになります。


合谷(ごうこく)
親指と人さし指の骨の分かれ目の人さし指側にあるツボ

中衝(ちゅうしょう)
中指の爪の生え際(親指側)にあるツボ

少衝(しょうしょう)
小指の爪の生え際(親指側)にあるツボ







神門(しんもん)
手首の横じわの小指側の少しくぼんだ場所にあるツボ

内関(ないかん)
手のひら側、手首から指3本分、肘側の部分にあるツボ







手三里(てのさんり)
肘を曲げた時のしわの3横指手首よりの部分にあるツボ







足三里(あしのさんり)
脚の外側、膝から4横指下の部分にあるツボ







特に、①合谷と④神門は「特効ツボ」です。

合谷のツボは、気持ちが落ち着き、徐々に平常心を取り戻すことができます。
また、ストレスで乱れた自律神経の機能を正常に戻す働きがあります。

神門のツボは、精神的な緊張をほぐし、イライラした気分を鎮めてくれるツボです。
特に不安感が強い場合は、このツボを刺激します。


ツボ押しは、血行をよくする循環改善の効果があります。
まずは、手をすりあわせて手を温めて始めましょう。
ちょっと痛いけど気持ちいい!くらいの力加減でツボを刺激します。

基本は親指のはらの部分(指の先端から第一関節にかけて)で押す。
②中衝と③少衝は、親指と人さし指で挟むようにして刺激する。

力を入れる時に息を吐き、力を抜く時に息を吸います。
ひと押し3~5秒を目安に、5~10回繰り返します。
左右対になっているツボは、左右同じように押しましょう。



ストレスの改善には、ツボ刺激と運動(ストレッチ)を合わせて行うと効果的です。

背伸びストレッチ(1分間で2~3回、1日3セット)







姿 勢:座位又は仰臥位。立位の場合はふらつきに注意。

手 順:両手を上に向けて万歳のポーズ(両指を組んでも可)。肩を引き上げて伸ばし、顎を上げて筋肉の伸びを意識して深呼吸。

効 果:ストレス解消、肩こり・腰痛や冷え性の改善など。




>ウ~にゃんれっち!
>ニャンコ達も、やっています!



ストレスが多いのは、現代人の特徴かもしれません。
生活習慣や疲労の蓄積と運動不足など、ほとんどが日常的な原因によるものです。

ツボ押しや散歩をしたり、動物とふれあったり、読書や大好物を食べたり・・・
休養をとり、楽しみを増やし、心と体をリフレッシュすることです。



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A-⑨ 風邪

風邪▽



風邪 = 頭痛、発熱、さむけ、くしゃみ、鼻水、せき・・・etc

 

 

 

風邪の時、あなたなら・・・どう対処しますか?

 

 



 

 

 

風邪とは?



"風邪(かぜ、common cold,中略)とは、ウイルスによる上気道感染症であり、主な影響は鼻に現れる。 喉、副鼻腔、喉頭も影響を受ける可能性がある。症状はたいてい感染後二日以内に発生する。

症状としては、咳、咽頭痛、くしゃみ、鼻水、鼻閉、頭痛、発熱、嗄声などが現れる。患者の多くは回復まで大抵7-10日間を要し、一部の症状は3週間まで続しうる。

最も一般的な予防法は、手洗いの実施、洗っていない手で目・鼻・口を触らない、病人と同じ空間に居ない事である。いくつかの根拠はマスクの使用を指示している。"

引用元:風邪 - Wikipedia

 

 

 

 

 

 

東洋医学では、風邪の引きはじめの中心は、風門、風池、風府の3つのツボです。

 

風邪の邪気が、背中の風門から入り、首の風池にたまり、後頭部の風府に集まり、風邪をこじらせる。

 

風邪は万病の元(風邪は百病の長)です。あなどってはいけません。

 

 

 

風邪に効くツボ!

 

 

風邪の症状が改善できるように、3つに分けて説明して行きます。

 

 

A. 風邪の引きはじめと寒気  ⇨ ①風門 ②風池 ③風府 ④大椎

B. はなの症状はじめと寒気  ⇨ ⑤睛明 ⑥迎香 ⑦飛揚 ⑧崑崙

C. のどの症状は●じめと寒気 ⇨ ⑨天突 ⑩中府 ⑪孔最 ⑫合谷

 

 

ツボとは、体の不調やゆがみを正常な状態に戻す「調整点」のことです。

 

 

 

A. 風邪の引きはじめと寒気(さむけ)

 

 

風門(ふうもん)

位置:肩甲骨の内側、第二胸椎を挟んだ両側、中心線から親指の幅1半外側。

効果:微熱、頭痛、せき、鼻水、鼻づまり、くしゃみなど。

 

風池(ふうち)

位置:耳の後ろの骨と、後頭部のくぼみの中間にあるツボ。

効果:頭痛、首のこり、鼻水、鼻づまり、風邪の諸症状。

 

風府(ふうふ)

位置:後頭部、中心線上で髪の生え際から親指の幅1本分上のくぼみ部分。

効果:頭痛、頭重、鼻水、鼻づまり、発熱、寒気など。

 

大椎(だいつい)

位置:首を前に曲げた時、最も突出する骨(第七頸椎)の下のくぼみ部分。

効果:頭痛、頭重、鼻かぜ、首のはり、寒気など。

 

 

 

 

 

 

B. はなの症状(鼻水、鼻づまり)

 

 

睛明(せいめい)

位置:目頭の骨のくぼみ(目と鼻を結ぶ位置)部分。

効果:鼻水、鼻づまり、鼻血、花粉症、いびきなど。

 

迎香(げいこう)

位置:鼻の両脇、小鼻の根元のすぐ横にあるツボ。

効果:鼻水、鼻づまり、鼻血など鼻の様々な症状。

 

 

 

 

 

 

飛揚(ひよう)

位置:外くるぶしから親指の幅7本分上にあるツボ。

効果:鼻水、鼻づまり、めまい、のぼせなど。

 

崑崙(こんろん)

位置:外くるぶし上端とアキレス腱の間にあるくぼみ部分。

効果:鼻水、鼻づまり、発熱、頭痛、足の痛みと冷えなど。

 

 

 

 

 

 

C. のどの症状(せき、たん、のどの痛み)

 

 

天突(てんとつ)

位置:胸骨の上端中央のくぼみ部分(左右鎖骨の内側のくぼみ部分)

効果:せき、たん、のどの痛み、声がれ、のどの様々な症状。

 

中府(ちゅうふ)

位置:前胸部、鎖骨の外側のくぼみ部分にあるツボ。

効果:せき、たん、息切れ、のどの痛み、鼻水など

 

 

 

 

 

 

孔最(こうさい)

位置:肘を軽く曲げて出来る横じわから4横指下の手首側にあるツボ。

効果:せき、たん、のどの痛み、鼻づまり、頭痛など

 

合谷(ごうこく)

位置:人差し指と親指の骨が合流する部分から、少し人差し指側。

効果:痛みの万能のツボ、のどのはれ、頭痛、歯痛、下痢、便秘など。

 

 

 

 

 

 

ツボの押し方



写真を参考に、ツボの位置を確認して、その周辺を指で軽く押します。

最も感覚が敏感になっているところが、あなたにとってのツボになります。

 

ちょっと痛いけど気持ちいい!くらいの力加減でツボを刺激します。

 

ツボ押しは、力を入れる時に息を吐き、力を抜く時に息を吸います。

ひと押し3~5秒を目安に、5~10回繰り返します。

 

左右対になっているツボは、左右同じように押しましょう。

1日3セットを基本に、動作はゆっくりと気持ちいい範囲で行ってください。

 

 

注意点



あなたの「風邪」の症状を、正しく把握し対処してください。

病気や外傷がある場合は、ツボ押しや運動の前に医師へ相談しましょう。

いつもと違う、症状が改善しない場合は、医療機関への早期受診が大切です。

 

風門のツボは、自分では押すのが難しいので、ドライヤーやブラシなど身近なものを使って温めたり刺激をしてください。

 

寒気(さむけ)の改善には、背中とおへそ回りを温め、ふくらはぎの運動を取り入れると効果的です。(ふくらはぎの運動=かかとの上下げ、足踏みなど)

 

 

 

 

 

 

知っておきたい、「風邪」と「インフルエンザ」の違い!

 

 

風邪(普通感冒)

発症:緩徐

症状:上気道症状

咳、鼻水、咽頭痛など

発熱:37℃台が多い

原因:様々なウイルス、細菌


インフルエンザ

発症:急激

症状:上気道症状に加え、全身症状

倦怠感、関節痛、筋肉痛など

発熱:38℃以上

原因:インフルエンザウイルス

 

 

風邪は散発的ですが、インフルエンザは季節性で12月から3月頃に流行します。

 

風邪は、発症後の経過がゆるやかで、発熱も軽度、くしゃみやのどの痛み、鼻水や鼻づまりなどの症状がみられます。

 

インフルエンザは、高熱を伴って急激に発症し、関節痛、筋肉痛など全身症状が強く現れます。
また、肺炎などを合併して重症化することがあります。

 

参考・参照サイト

インフルエンザ - Wikipedi
インフルエンザQ&A|厚生労働省

 

 

 

 

 

 

風邪は万病の元(風邪は百病の長)、様々な病気を引き起こす原因です。

決して、たかが風邪と軽く見たり、あなどってはいけません。

風邪は、肺炎や扁桃炎や脳症などを引き起こす、こわい風邪もあります。

 

 

 

風邪を引いて、くしゃみやせきが続くと、体力を消耗してしまいます。

無理をせず安静にして、バランスの良い食事を摂り、養生することです。

いつもと違う、症状が改善しない場合は、医療機関への早期受診が大切です。

 

 

 

ツボ押しで、あなたの「風邪」が改善しますように!

 

 

 





▲TOP

A-⑩ 冷え性

冷え性▽



冷え性 = 血行障害、手足の冷え、便秘、肩こり、腰痛・・・?

 

 

 

冷え性、あなたは・・・どう対処されていますか?

 

 



 

 

 

 

冷え性とは


"冷え性(ひえしょう)または、冷え症は、特に手や足の先などの四肢末端あるいは上腕部、大腿部などが温まらず、冷えているような感覚が常に自覚される状態のことである。
しかし、病態として統一的な定義は確立していないため、西洋医学的には漠然とした概念として捉えられている。

血行障害(Poor blood circulation)、特に末梢血管などでの障害により生じることがある。
一般的な特徴として、身体全体には寒さを感じず、四肢など部分的に冷えを感じることが多いが、全身の冷えを訴える例もある。特に冷えの訴えの多い部位は足(脚)と手で、冬季と就寝前に強まる。冷え性に伴う慢性的な血行障害が原因で、胃痛、便秘、しもやけ、腰痛、神経痛、肩こり、肌あれなどが起きうる。"

引用元:冷え性 - Wikipedia

 

 

 

 

 

 

東洋医学では、体を構成し循環している「気・血・水」という概念があり、

冷えの原因は、「気・血・水」の乱れによって起こると考えられています。

 

気が不足している、血がとどこおっている、水分がたまっているなど、

いくつかの状態が重なりあって、冷え(冷え性)が引き起こされています。

 

冷えも万病の元です。あなどってはいけません。

 

 

 

冷え性に効くツボ



ツボとは、体の不調やゆがみを正常な状態に戻す「調整点」のことです。



血海(けっかい)

位置:膝関節の内側、膝の皿の上から親指の幅2本分上のツボ。

効果:冷え症、のぼせ、むくみ、頭痛、動悸など。

 

陰陵泉(いんりょうせん)

位置:脛骨内側顆(むこうずね)、脛骨内側の骨際のくぼみ部分。

効果:冷え症、手足の冷え、腹痛、下痢、食欲不振など。



 



 

三陰交(さんいんこう)

位置:下腿部の内くるぶしから4横指上の部分にあるツボ。

効果:女性の特効穴、冷え性、生理痛、膝の痛み、むくみ、不感症など。

 

復溜(ふくりゅう)

位置:下腿部の内くるぶしから3横指上の部分にあるツボ。

効果:冷え性、手足のむくみ、生理痛、耳の痛み、歯の痛みなど。

 

太谿(たいけい)

位置:下腿部の内くるぶしとアキレス腱の間のくぼみ部分。

効果:冷え性、こむら返り、立ちくらみ、めまい、頭痛など。

 





 

足三里(あしさんり)

位置:脚関節の外側、膝の皿の下から4横指下の部分にあるツボ。

効果:無病長寿のツボ、冷え性、胃痛、頭痛、のぼせ、食欲不振など。

 

太衝(たいしょう)

位置:足の親指(第1中足骨)と第2中足骨の間にあるツボ。

効果:冷え性、不眠症、腹痛、めまい、腰痛など。

 



 



気海(きかい)

位置:おへそから親指の幅1本半分さがった所(丹田)のツボ。

効果:冷え性、生理痛、不妊症、精力減退、下痢など。

 

関元(かんげん)

位置:おへそから親指の幅3本分さがった所(丹田)のツボ。

効果:冷え性、生理痛、不眠症、むくみ、胃炎など。

 

⑧気海と⑨関元は、丹田のツボです。丹田は、気のたまる場所です。

 

気衝(きしょう)

位置:鼠径部、恥骨から親指の幅2本分外側にあるツボ。

効果:冷え性、不妊症、男女の生殖器系疾患など。

 



 



志室(ししつ)

位置:手を腰に当てた時、親指部分が触れる高さにあるツボ。

効果:冷え性、腰痛、足腰のしびれや痛み、疲労、不感症など。

 

次髎(じりょう)

位置:おしりの骨盤中央仙骨部の2番目に触れるくぼみ部分にあるツボ。

効果:冷え性、腰痛、生理痛、頭痛、足のむくみなど。

 



 



 

ツボの押し方



写真を参考に、ツボの位置を確認して、その周辺を指で軽く押します。

最も感覚が敏感になっているところが、あなたにとってのツボになります。

 

ちょっと痛いけど気持ちいい!くらいの力加減でツボを刺激します。

 

ツボ押しは、力を入れる時に息を吐き、力を抜く時に息を吸います。

ひと押し3~5秒を目安に、5~10回繰り返します。

 

左右対になっているツボは、左右同じように押しましょう。

1日3セットを基本に、動作はゆっくりと気持ちいい範囲で行ってください。

 

 

注意点



あなたの「冷え」の症状を、正しく把握し適切に対処してください。

病気や外傷がある場合は、ツボ押しや運動の前に医師へ相談しましょう。

いつもと違う、症状が改善しない場合は、医療機関への早期受診が大切です。

 

 

 

 

 

 

冷え性対策



冷えの原因は、遺伝・疾患・生活習慣などさまざまな要因で、ホルモンの変動と

自律神経のバランスが崩れ、血流が滞り、全身に熱が送れなくなっている状態です。

 

冷えの改善には、生活習慣を見直し、体質改善を図り、基礎代謝を高めることです。
基礎代謝を高めることで、体の内部で熱をつくる働きが高まり、体全体が温まり冷えの改善につながります。

 

①生活の見直し:不規則な生活リズムの改善 ⇨ 自律神経の改善、睡眠不足、夜型生活の改善

②食事の見直し:偏食の改善 ⇨ 体質改善と血流改善、体を温める食材を摂取、朝食抜きや塩分の摂取注意

③運動の見直し:適度な運動 ⇨ 基礎代謝と血流改善、定期的なツボ押し、ストレッチ、ウォーキングなど

 

 

 

 

 

 

冷えも万病の元(風は百病の長)、さまざまな病気を引き起こす原因です。

決して、たかが「冷え」と、あなどってはいけません。

冷えは、肩こり・腰痛・便秘・倦怠感などを引き起こす原因です。

 

冷えは、無理をせず、生活習慣を見直して、バランスの良い食事を摂り、

適度な運動を取り入れて、体質改善を図る(基礎代謝を高める)ことです。

いつもと違う、症状が改善しない場合は、医療機関への早期受診が大切です。

 

 

 

ツボ押しで、あなたの「冷え」が改善しますように!

 

 

 

 

 

 
参考・参照サイト

冷え性 - Wikipedi
生活習慣予防|厚生労働省



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B-➀ 全身の症状

全身の症状▽


ツボとは、体の不調やゆがみを正常な状態に戻す「調整点」のことです。

 

 

全身の症状が改善できるように、5つに分けて説明して行きます。



1⃣ 頚肩部:頭痛、肩こりああああ⇨ ①風池 ②肩井

2⃣ 腰背部:腰痛、足腰の疲れ⇨ ③志室 ④委中

3⃣ :胃腸の症状ああああ⇨ ⑤中脘 ⑥足三里

4⃣ :痛みとストレスあああ⇨ ⑦合谷 ⑧神門

5⃣ :疲労と倦怠感あああ⇨ ⑨百会 ⑩湧泉

 





 

注意点

 

病気や外傷がある場合は、つぼ押しや運動の前に、医師に相談しましょう。

いつもと違う、症状が改善しない場合は、医療機関への早期受診が大切です。

 



1⃣ 頚肩部:頭痛、肩こり ⇨ ①風池 ②肩井

風池(ふうち)

耳の後ろの骨と、後頭部のくぼみの中間にあるツボ。

効果:頭痛、肩や首のこり、鼻づまり、風邪、二日酔いなど。

 

肩井(けんせい)

首と肩先の真ん中にあって、肩の筋肉の中心にあるツボ。

効果:肩こりの特効ツボ、頭痛、眼精疲労、寝違い、腕の痛みなど。



 

 



2⃣ 腰背部:腰痛、足腰の疲れ ⇨ ③志室 ④委中

志室(ししつ)

手を腰に当てた時、親指部分が触れる高さにあるツボ。

効果:腰痛、足腰のしびれや痛み、冷え性、疲労など。



 

 



委中(いちゅう)

膝関節の後ろ側に出来る横じわの中央部分にあるツボ。

効果:腰痛、足腰や臀部の痛みや疲れ、首のこり、膝の痛みなど。



 

 



3⃣ 腹 部:胃腸の症状 ⇨ ⑤中脘 ⑥足三里

中脘(ちゅうかん)

おへそとみぞおちの中間、おへそから4横指上の部分。

効果:胃の機能を整える、腹部膨満感、胃痛、倦怠感、二日酔いなど。

 



 



足三里(あしさんり)

脚の外側、膝から4横指下の部分にあるツボ。

効果:無病長寿のツボ、胃腸の機能を整える、頭痛、胸痛など。



 

 



4⃣ 疼 痛:痛みとストレス ⇨ ⑦合谷 ⑧神門

合谷(ごうこく)

人差し指と親指の骨が合流する部分から、少し人差し指側。

効果:痛みの万能のツボ、頭痛、生理痛、歯痛、下痢、便秘など。

 



 



神門(しんもん)

手首の横じわの小指側の少しくぼんだ場所にあるツボ。

効果:ストレス、頭痛、胸痛、不眠症、腕のしびれなど。



 

 



5⃣ 全 身:疲労と倦怠感 ⇨ ⑨百会 ⑩湧泉

百会(ひゃくえ)

頭頂部の正中線上、両耳と鼻の延長線が交わるやや凹んだ所。

効果:疲労、倦怠感、頭痛、ストレス、めまいなど。

 






湧泉(ゆうせん)

足裏のくぼんだ所、土踏まずの際の部分。

効果:疲労、倦怠感、不眠症、むくみ、こむら返りなど。



 

 

 

 

写真を参考に、ツボの位置を確認して、その周辺を指で軽く押します。

最も感覚が敏感になっているところが、あなたにとってのツボになります。

 

ちょっと痛いけど気持ちいい!くらいの力加減でツボを刺激します。

 

ツボ押しは、力を入れる時に息を吐き、力を抜く時に息を吸います。

ひと押し3~5秒を目安に、5~10回繰り返します。

 

左右対になっているツボは、左右同じように押しましょう。

1日3セットを基本に、動作はゆっくりと気持ちいい範囲で行ってください。

 

 

 

セルフケアには、ツボ押しとストレッチを合わせて行うと効果的です。

 

 

 

背伸びストレッチ

 

姿 勢:座位又は仰臥位、立位の場合はふらつきに注意。

 

手 順:両手を上に向けて万歳のポーズ(両指を組んでも可)。

肩を引き上げて伸ばし、顎を上げて筋肉の伸びを意識して深呼吸。

10秒~15秒×2~3回、1日3セット。

 

効 果:ストレス、肩こり、腰痛、冷え性、便秘等の予防と改善。

 



 



ツボ押しは、コツさえ掴めば簡単にできます。

誰もがもっている自然治癒力を高め、正常な状態に戻すことが目的です。

手軽に出来るツボ押しで、あなたの体のセルフケアをしてください。



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B-➁ 花粉症

花粉症▽



花粉症 = くしゃみ、鼻水、鼻詰まり、目のかゆみ・・・etc

 

 

 

花粉症・・・あなたは、どう対処していますか?

 

 



 

 

 

花粉症とは?



"花粉症(かふんしょう、英: hay fever、中略 )とはI型アレルギー(いちがたアレルギー)に分類される疾患の一つ。

植物の花粉が、鼻や目などの粘膜に接触することによって引き起こされ、発作性反復性のくしゃみ、鼻水、鼻詰まり、目のかゆみなどの一連の症状が特徴的な症候群のことである。

枯草熱(こそうねつ)とも言われる。日本においては北海道の大半と沖縄を除いてスギ花粉が抗原となる場合が多い。

主な症状は、くしゃみ鼻水鼻詰まり、目のかゆみとされ、一般に花粉症の4大症状と呼ばれる。耳鼻科領域においては、目のかゆみを除外したものを3大症状と呼んでいる。"

引用元:花粉症 - Wikipedia

 

 

 

 

 

 

東洋医学では、花粉症の症状を「気・血・水」の水の巡り、体内の水分バランスの崩れ=「水毒」の状態と考えています。

 

水毒とは、必要な所に水分が少なく、特定な所に水分が溜まった状態のことです。

 

鼻水や鼻詰まり、目の症状も、水分の増減や滞りによって引き起こされる症状と捉えています。

 

 

 

花粉症に効くツボ!

 

 

花粉症の症状が改善できるように、3つに分けて説明して行きます。

 

 

1⃣ 目の症状 ⇨ ①攅竹  ②睛明  ③四白  ④太陽

 

2⃣ 鼻の症状 ⇨ ⑤印堂  ⑥迎香  ⑦巨髎  ⑧禾髎

 

3⃣ 目鼻の症状 ⇨ ⑨合谷  ⑩手三里 ⑪足三里 ⑫肺兪

 

 

ツボとは、体の不調やゆがみを、正常な状態に戻す「調整点」のことです。

 

 

 

 

 

 

1⃣ 目の症状(目のかゆみ、涙目)

 

 

攅竹(さんちく)

位置:眉毛の外側、左右それぞれにあるツボ。

効果:目の機能を調整。眼精疲労、視力低下、涙目など。

 

睛明(せいめい)

位置:目頭の骨のくぼみ(目と鼻を結ぶ位置)部分。

効果:目の様々な症状、花粉症、疲れ目、かすみ目、鼻の症状など。

 

四白(しはく)

位置:目の下、目のくぼみ(眼窩)下端の下方のくぼみ(眼窩下孔)部分。

効果:眼精疲労、頭痛、めまい、顔の痙攣など。

 

太陽(たいよう)

位置:眉毛外側と目尻外側を結んだ中間から、親指の幅1本分外側。

効果:目の様々な症状、眼精疲労、目の痛み、目の充血、かすみ目など。

 

 

 

 

 

 

2⃣ 鼻の症状(鼻水、鼻詰まり)

 

 

印堂(いんどう)

位置:左右の眉の間、中央にあるツボ。

効果:鼻の様々な症状、鼻水、鼻詰まり、鼻炎、頭の重だるさなど。

 

迎香(げいこう)

位置:鼻の両端、小鼻の根元の横にあるツボ。

効果:鼻の様々な症状、鼻水、鼻詰まり、鼻血、息苦しさなど。

 

巨髎(こりょう)

位置:鼻の両脇、瞳孔からまっすぐ下にさがったところのツボ。

効果:鼻炎、鼻水、鼻詰まり、鼻かぜ、目の疾患や歯の痛みなど。

 

禾髎(かりょう)

位置:口と鼻の間、鼻孔の外側の下方にあるツボ。

効果:鼻の様々な症状、鼻炎、鼻水、鼻詰まり、鼻血や歯の痛みなど。

 

 

 

 

 

 

3⃣ 目鼻の症状(不快な症状)

 

 

合谷(ごうこく)

位置:人差し指と親指の骨が合流する部分から、少し人差し指側。

効果:痛みの万能のツボ、特に首から上の症状、鼻水、のど、頭痛など。

 

手三里(てさんり)

位置:肘を曲げた時のしわの3横指手首よりの部分にあるツボ。

効果:鬼邪のツボ。不安解消、気分転換、胃痛、口腔内の症状など。

 

足三里(あしさんり)

位置:脚関節の外側、膝の皿の下から4横指下の部分にあるツボ。

効果:無病長寿のツボ、体力の回復と向上、全身の調和と活力など。

 

肺兪(はいゆ)

位置:肩甲骨の内側、第三胸椎(背骨)から両側に親指1本半外側。

効果:肺の機能を調整。花粉症、風邪、鼻炎、呼吸器疾患など。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ツボの押し方



写真を参考に、ツボの位置を確認して、その周辺を指で軽く押します。

最も感覚が敏感になっているところが、あなたにとってのツボになります。

 

ちょっと痛いけど気持ちいい!くらいの力加減でツボを刺激します。

 

ツボ押しは、力を入れる時に息を吐き、力を抜く時に息を吸います。

ひと押し3~5秒を目安に、5~10回繰り返します。

 

左右対になっているツボは、左右同じように押しましょう。

1日3セットを基本に、動作はゆっくりと気持ちいい範囲で行ってください。

 

肺兪のツボは、自分では押すのが難しいので、ドライヤーやブラシなど

身近なものを使って温めたり刺激をしてください。

 

 

注意点



ツボ押しの前に、必ず「手洗い・うがい・洗顔」をしてください。

 

あなたの「花粉症」の症状を、正しく把握し対処してください。

 

病気や外傷がある場合は、ツボ押しや運動の前に医師へ相談しましょう。

 

 

スギ花粉症



"スギ花粉症は日本で最も多い花粉症で、日本ではおよそ2500万人が患っていると考えられている。日本のスギ花粉は2月から4月まで飛散するため、スギ花粉症の患者はこの時期に急増する。"

引用元:スギ花粉症- Wikipedi

 

 

 

 

 

 

実践したい花粉症対策



外出時

帽子・メガネ・マスク等で完全防備をする。

外出前に花粉情報をチェックしておく。

 

帰宅時

衣服(頭から足元まで)や持ち物についた花粉を玄関前で払い落とす。

特に足元は忘れずに行う。

 

帰宅後

手洗い・うがい・洗顔、出来れば帰宅後すぐ入浴して、全身の花粉を洗い流す。

洗顔は、目と鼻孔も忘れずに行う。

 

掃除

室内にはかなりの花粉が侵入しています。こまめな掃除を行いましょう。

掃除は、毎日の拭き掃除を行うと効果的です。

 

寝具と加湿器

洗濯物や布団を外に干さない。毎日、枕や寝具回りの花粉を拭き取る。

加湿器や空気清浄機を活用する。

 

 

 

 

 

 

花粉症の症状は、風邪の症状に似ていますが、花粉症の特有な症状は、くしゃみ(立て続けに出る)、鼻水(透明でさらさら)鼻詰まり(息苦しくきつい)、目のかゆみや涙目です。

 

 

いつもと違う、症状が改善しない場合は、医療機関への早期受診が大切です。

 

 

花粉症の症状(くしゃみや鼻詰まりなど)が続くと、体力を消耗してしまいます。

花粉症対策をしっかりと実行し、出来るだけ「体や室内」を花粉から守る工夫を

心がけてください。ストレス・睡眠・食事にも気を付け養生することが大切です。

 

 

ツボ押しで、あなたの「花粉症」が改善しますように!

 

 

 





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B-③ 歯の痛み

歯の痛み▽



歯の痛み = 虫歯、歯周病、親知らず・・・etc

 

 

 

歯の痛み・・・あなたは、どう対処していますか?



 

 

 

 

 

歯とは



"歯(は、英: tooth)は、口腔内にある咀嚼するための一番目の器官。(中略多くの高等動物が持つ。人間は乳歯と永久歯の二組を持つが(二生性)、ネズミ目のように一組の歯が伸び続ける動物もいれば(一生歯性)、サメのように、二週間に一組ずつ新しい歯が作られていく動物もいる(多生歯性)。

6歳頃から永久歯が生え始める。人間の永久歯は大きく切歯、犬歯、小臼歯、大臼歯の4種類に分ける事が出来る。現代人の歯は上下合わせて28本。親知らずを含めると32本である。切歯は中切歯、側切歯の2種類上下計8本ある。犬歯は上下計4本。臼歯は計20本存在し、小臼歯(第1小臼歯、第2小臼歯)と大臼歯(第1大臼歯、第2大臼歯、第3大臼歯)に分けられる。"

引用元:歯 - Wikipedia

 

 

 

 

 

 

真夜中の歯の痛み・・・夜間痛!

 

いきなり歯がズキズキと痛み・・・次第に痛みが増して耐え難い痛みに。

 

真夜中に歯医者さんは、やっていないし・・・どうすれば?

 

 

今回は自分で出来る、困った時のツボ情報|歯の痛み|です。

 

 

 

歯の痛みに効くツボ

 

 

歯の痛みが緩和できるように、3つに分けて説明して行きます。

 

 

1⃣ 上歯の痛み ⇨ ①四白  ②巨髎  ③下関  ④内庭

 

2⃣ 下歯の痛み ⇨ ⑤大迎  ⑥頬車  ⑦翳風  ⑧商陽

 

3⃣ 歯の痛み ⇨ ⑨歯痛点 ⑩合谷  ⑪陽谿  ⑫曲池

 

 

 

 

 

 

1⃣ 上歯の痛み

 

 

四白(しはく)

位置:目の下、目のくぼみ(眼窩)下端の下方、くぼみ(眼窩下孔)部分。

効果:歯痛、眼精疲労、頭痛、めまい、顔の痙攣など。

 

巨髎(こりょう)

位置:鼻の両脇、瞳孔からまっすぐ下にさがった部分。

効果:歯痛、鼻炎、鼻水、鼻詰まり、鼻かぜ、目の疾患など。

 

下関(げかん)

位置:耳の穴の前方、頬骨下のくぼみ部分。

効果:歯痛、耳鳴り、顔面の痛み、顎関節の痛みなど。

 

内庭(ないてい)

位置:足の甲、第2指と第3指の間、付け根部分にあるツボ。

効果:歯痛、口内炎、胃痛、下痢、手足の冷えなど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2⃣ 下歯の痛み

 

 

大迎(たいけい)

位置:下あごの角の前方、くぼみ部分。

効果:歯痛、歯ぐきの痛み、顎の痛み、冷え、ほてりなど。

 

頬車(きょうしゃ)

位置:下あごの角の前方、口の開閉で筋肉の動く部分。

効果:歯痛、顔面の痛み、顎のこわばり、口や歯ぐきの痛みなど。

 

翳風(えいふう)

位置:耳たぶの後ろ、骨の出っ張りの前方、くぼみ部分。

効果:歯痛、難聴、頬のはれ、顔のまひ、乗り物酔いなど。

 

商陽(しょうよう)

位置:人差し指の親指側、爪の付け根部分。

効果:歯痛、耳鳴り、難聴、眼精疲労、下痢など。

 

 

 

 

 

 

 

 

3⃣ 歯の痛み

 

 

歯痛点(しつうてん)

位置:中指と薬指の間、付け根部分にあるツボ。

効果:歯痛、口や歯ぐきの痛みなど。

 

合谷(ごうこく)

位置:人差し指と親指の骨が合流する部分から、少し人差し指側。

効果:痛みの万能のツボ、特に首から上の症状、歯痛、頭痛、顔痛など。

 

陽谿(ようけい)

位置:親指をそらせた時に出来る、二本のすじのくぼみ部分。

効果:歯痛、耳鳴り、難聴、目の痛み、のどの痛みなど。

 

曲池(きょくち)

位置:肘を曲げた時に出来る、しわのくぼみ部分。

効果:歯痛、眼精疲労、冷え性、肩こり、肘の痛みなど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ツボの押し方

 

 

写真を参考に、ツボの位置を確認して、その周辺を指で軽く押します。

最も感覚が敏感になっているところが、あなたにとってのツボになります。

 

ちょっと痛いけど・・・くらいの力加減でツボを刺激します。

 

ツボ押しは、力を入れる時に息を吐き、力を抜く時に息を吸います。

ひと押し3~5秒を目安に、5~10回繰り返します。

 

④内庭⑧商陽⑨歯痛点の3穴は、親指と人差し指で挟むようにして

少し強めに押します。

 

 

 

注意点

 

 

あなたの「歯の痛み」の症状を、正しく把握し適切に対処してください。

 

歯の痛みのある側の、ツボを押します。

 

皮膚の弱い方は、押しすぎに注意しましょう。

 

ツボ押しで、虫歯や歯周病が治るわけではありません。

 

応急処置としてのツボ押しです。必ず医療機関へ受診してください。

 

 

 

 

 

 

歯痛の緩和法

 

 

口を清潔にする

歯ブラシとうがいで、食べかすなど歯の詰まりもの取り除く。

 

痛み止めの薬を飲む

自宅にある鎮痛剤を服用する。

 

口の内外を冷やす

冷えた水を口に含んで冷やす。氷をタオルで巻き外側から冷やす。

 

ツボ押し

ツボ押しで緩和する。

 

夜間・休日救急センター

我慢ができない激しい痛みの場合、夜間・休日救急センターを利用する。

 

 

 

 

 

 

真夜中の「歯の痛み」・・・夜間痛! 

いきなり歯がズキズキと痛み・・・次第に痛みが増して耐え難い痛みに。

痛くて眠れない、どうしよう・・・本当につらくて苦しい。

 

 

ツボとは、体の不調やゆがみを、正常な状態に戻す「調整点」のことです。

 

 

歯の痛みは、ツボ押しでの緩和効果はありますが、個人差があります。

痛みが引いても、虫歯や歯周病が完治したわけではありません。

翌日、必ず医療機関・かかりつけの歯医者さんへ受診してください。

 

 

 

 

 

 

ツボ押しで、あなたの「歯の痛み」が緩和しますように。



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B-④ こむら返り

こむら返り▽



こむら返り = あしがつる、ふくらはぎの激痛、ふくらはぎの痙攣・・・

 

 

 

こむら返り・・・あなたは、どう対処していますか?

 

 



 

 

 

こむら返りとは



"こむら返り(腓返り、こむらがえり)とは、「腓(こむら)=ふくらはぎ」に起こる筋痙攣の総称で、「(足が)攣(つ)る」とも言われる。

特に腓腹筋(ふくらはぎ)に起こりやすいため、腓腹筋痙攣と同義とみなすこともある。他にも指・首・肩などもこの症状と類似した状態になる場合がある。

腓腹筋の痙攣は膝の屈伸、足趾の伸展などにより緩まる。したがって、こむら返りが発生したら、爪先立ちのまましゃがむ、該当の足の親指を脛の方向に引っ張るといったやりかたで、ある程度回復する。

軽いマッサージ、温浴、蒸しタオルで患部を温める、といったことも症状改善に役立つ。(中略)運動前後のストレッチ体操、運動・発汗後の塩分補給などを行うことも予防によい。"

引用元:こむら返り - Wikipedia

 

 

 

 

 

 

こむら返りは、

①筋肉の疲労 ②運動不足 ③冷えによる血流障害 ④水分・ミネラル不足

などにより、ふくらはぎの腓腹筋が異常に収縮することで出現します。

 

 

東洋医学では、こむら返りの症状を「気・血・水」のバランスの崩れ、

筋を司る肝の乱れと下肢の冷えなどが原因で「気・血・水」が変調した

肝血虚の状態と捉えています。

 

 

ツボとは、体の不調やゆがみを、正常な状態に戻す「調整点」のことです。

 

 

 

こむら返りに効くツボ

 

 

こむら返りが緩和できるように、3つに分けて説明して行きます。

 

 

1⃣ 下肢の後面のツボ ⇨ ①承山 ②承筋 ③委中 ④殷門

 

2⃣ 前側面と足裏のツボ ⇨ ⑤陽陵泉 ⑥足三里 ⑦太谿 ⑧湧泉

 

3⃣ こむら返りの対処法

 

 

 

 

 

 

1⃣ 下肢の後面のツボ

 

 

承山(しょうざん)

位置:ふくらはぎの中央(アキレス腱と腓腹筋の間)部分。

効果:こむら返り、足の痛み、足のしびれ、腰臀部痛、便秘など。

 

承筋(しょうきん)

位置:膝裏の横じわ(膝窩横紋)から親指幅5本下の部分。

効果:こむら返り、足のだるさ、腰背部痛、下痢、便秘など。

 

委中(いちゅう)

位置:膝裏の横じわ(膝窩横紋)の中央部分。

効果:こむら返り、足の痛み、足のしびれ、足の疲れ、腰臀部痛など。

 

殷門(いんもん)

位置:太ももの後面中央(お尻の溝から親指幅6本分下)部分。

効果:こむら返り、下肢の痛み・だるさ、坐骨神経痛、腰痛など。

 

 

 

 

 

 

2⃣ 前側面と足裏のツボ

 

 

陽陵泉(ようりょうせん)

位置:膝の下の骨(腓骨頭)の前下方のくぼみ部分。

効果:こむら返り、膝の痛み、足の症状全般、坐骨神経痛など。

 

足三里(あしさんり)

位置:膝の皿の外側から親指幅3本下の部分。

効果:こむら返り、無病長寿のツボ、全身調整のツボ。

 

 

 

 

 

 

太谿(たいけい)

位置:内くるぶしとアキレス腱の間のくぼみ部分。

効果:こむら返り、足の症状、頭痛、めまい、立ちくらみなど。

 

湧泉(ゆうせん)

位置:足裏、第2指と第3指の間から下に、土踏まずとの際部分。

効果:こむら返り、体調の調整、疲れ、だるさ、冷え性など。

 

 

 

 

 

 

ツボの押し方と注意点

 

 

写真を参考に、ツボの位置を確認して、その周辺を指で軽く押します。

最も感覚が敏感になっているところが、あなたにとってのツボになります。

 

ちょっと痛いけど・・・くらいの力加減でツボを刺激します。

 

ツボ押しは、力を入れる時に息を吐き、力を抜く時に息を吸います。

ひと押し3~5秒を目安に、5~10回繰り返します。

 

皮膚の弱い方は、押しすぎに注意しましょう。

いつもと違う、症状が改善しない場合は、医療機関への早期受診が大切です。

 

➀承山と⑤陽陵泉の2穴は、両手の親指を重ねて少し強めに押します。

 

 

 

3⃣ こむら返りの対処法

 

 

アキレス腱を伸ばす

足の親指を甲側に、そらせるように曲げる。

 

足の親指を回す

親指をゆっくりと回し、筋肉の緊張をほぐし、血流を改善させる。

 

足首を回す

足首をゆっくりと回し、筋緊張緩和と血流促進を図る。

 

ツボ押し

ツボ押しで、痛みを緩和させる。

 

温める

痛みが緩和したら、蒸しタオルなどでふくらはぎを温める。

 

 

 

 

 

 

真夜中・運動時の「こむら返り」・・・

いきなり足がつり、ふくらはぎの痙攣と激しい痛みが・・・

 

こむら返りは「アキレス腱を伸ばすこと」が痛みの緩和には効果的です。

こむら返りの予防には、運動と冷え対策、水分・ミネラルの摂取が大切です。

 

 

こむら返りを繰り返す場合は、他の病気も考えられます。

症状が改善しない場合は、医療機関への早期受診が大切です。

 

 

 

 

 

 

ツボ押しで、あなたの「こむら返り」が緩和しますように。



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B-⑤ しゃっくり

しゃっくり▽



突然の「しゃっくり」、止めたくても止まらない、どうしよう・・・

 

 

 

しゃっくり・・・あなたは、どう対処していますか?



 

 

 

 

 

しゃっくりとは



"しゃっくり(噦り、吃逆、嗝、英語; hiccup)とは、横隔膜(または、他の呼吸補助筋)の強直性痙攣および、声帯が閉じて「ヒック」という音が発生することが一定間隔で繰り返される現象で、ミオクローヌス(myoclonus:筋肉の素早い不随意収縮)の一種である。

しゃっくりは明確な原因がなくても起こるが、飲食物や会話などの刺激がきっかけになることがある。まれに横隔膜の炎症や肝臓癌・腎臓病・脳腫瘍といった疾患によって引き起こされることもある。

しゃっくりに対しては数多くの民間療法があるが、紙袋を口に当てて呼吸するといった方法は血中の二酸化炭素濃度を高めることでしゃっくりを止めようとするものである。

また、酢を飲む、水を飲む、舌を引っ張る、目をこする、動かないといった行為で迷走神経を刺激することも効果がある。

また、両方の指を耳の穴に入れて、両方を強めに30秒〜60秒ほど押さえ続けると止まる場合がある。耳の奥には、脳からお腹の臓器へ繋がる迷走神経があり、この迷走神経に間接的に刺激を与えると、しゃっくりが止まる効果が期待できる。"

引用元:しゃっくり - Wikipedia

 

 

 

 

 

 

しゃっくりは、

胸とお腹を隔てている筋肉、横隔膜がけいれんして起こる症状です。

暴飲暴食(食べすぎ、飲みすぎ、冷たい・辛いものなどの刺激物)、

精神的ストレスや胃腸などの疾患によって出現します。

 

 

東洋医学では、しゃっくりの症状を「気・血・水」のバランスの崩れ、

胃気が弱り、元気が滞り、「気・血・水」が変調し、下がるべき気が

上逆した「気逆」の状態と捉えています。

 

 

 

しゃっくりに効くツボ

 

 

しゃっくりが緩和できるように、3つに分けて説明して行きます。

 

 

1⃣ 頸部(首)のツボ ⇨ ①天突 ②気舎

 

2⃣ 胸腹部のツボと前 ⇨ ③巨闕 ④日月 ⑤中脘

 

3⃣ 背部と前腕のツボ ⇨ ⑥膈兪 ⑦内関

 

 

 

 

 

 

1⃣ 頸部(首)のツボ

 

 

天突(てんとつ)

位置:胸骨の上端中央のくぼみ部分(左右鎖骨の内側のくぼみ部分)

効果:しゃっくり、せき、のどの痛み、声がれ、のどの様々な症状。

 

気舎(きしゃ)

位置:のどぼとけ下のくぼみの外側にある小さなくぼみ部分。

効果:しゃっくり、肩や首のこり、ぜんそく、のどの痛みなど。

 

 

 

 

 

 

2⃣ 胸腹部のツボ

 

 

巨闕(こけつ)

位置:胸骨下端から親指幅3本分下の部分。

効果:しゃっくり、胸やけ、吐き気、胸痛、消化器系の疾患など。

 

日月(じつげつ)

位置:左右乳頭から真下の第7肋骨と第8肋骨の間の部分。

効果:しゃっくり、腹痛、胸痛疲、倦怠感、ストレスなど。

 

中脘(ちゅうかん)

位置:胸骨体下端とおへその中間(おへそから親指幅4本分上)部分。

効果:しゃっくり、胃痛、胸やけ、吐き気、倦怠感など。

 

 

 

 

 

 

3⃣ 背部と前腕のツボ

 

 

膈兪(かくゆ)

位置:背中の第7胸椎の両側、真ん中から親指幅1本半外側の部分。

効果:しゃっくり、胸のむかつき、食欲不振、倦怠感、虚弱体質など。

 

 

 

 

 

 

内関(ないかん)

位置:手首の横紋の3横指肘側の、腱と腱の中央部分。

効果:しゃっくり、循環器系疾患、気血の出入口、乗り物酔いなど。

 

 

 

 

 

 

ツボの押し方と注意点

 

 

写真を参考に、ツボの位置を確認して、その周辺を指で軽く押します。

最も感覚が敏感になっているところが、あなたにとってのツボになります。

 

ちょっと痛いけど・・・くらいの力加減でツボを刺激します。

 

ツボ押しは、力を入れる時に息を吐き、力を抜く時に息を吸います。

ひと押し3~5秒を目安に、5~10回繰り返します。

 

皮膚の弱い方は、押しすぎに注意しましょう。

いつもと違う、症状が改善しない場合は、医療機関への早期受診が大切です。

 

⑥膈兪のツボは、自分では押すのが難しいので、ドライヤーやブラシなど

身近なものを使って温めたり刺激をしてください。

 

 

 

しゃっくりの対処法

 

 

一杯の水

コップの水を手前からではなく、コップの向こう側から飲む。

 

耳の穴

左右の耳に指を入れ、耳の奥を30秒~1分ほど押す。

 

紙袋呼吸

紙袋を口に当て呼吸、血中の二酸化炭素濃度を高める。

 

ハンカチやタオルで舌をつかみ、30秒ほど引っ張る。

 

ツボ押し

ツボ押しで、しゃっくりを緩和させる。

 

*効果には個人差があります。自己責任のもとお試しください。

 

 

 

 

 

 

突然の「しゃっくり」、止めたくても止まらない、どうしよう・・・

いきなり声帯が収縮し、吐く息が通るたびに、「ひくっ」という音が・・・

 

 

ツボとは、体の不調やゆがみを、正常な状態に戻す「調整点」のことです。

 

 

しゃっくりが続いたり頻繁に起こる場合は、他の病気も考えられます。

症状が改善しない場合は、医療機関への早期受診が大切です。

 

 

 

 

 

 

ツボ押しで、あなたの「しゃっくり」が改善しますように。



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B-⑥ 二日酔い

二日酔い▽



頭が痛い、気分が悪い、吐き気がする・・・

 

 

 

二日酔い・・・あなたは、どう対処していますか?



 

 

 

 

 

二日酔いとは



"二日酔い、宿酔(ふつかよい)とは、酒などのアルコール飲料(エタノール)を、自身の代謝能力以上に摂取することにより引き起こされる、不快な身体的状態。エタノールがアセトアルデヒドに代謝され、体内にまだ残ったそれが二日酔いの症状を引き起こす。

基本的には、夜間に酒を飲み、翌朝の起床後、顕著に現れる現象を指す。

また、宿酔(しゅくすい)とも云われる。急性アルコール中毒とは異なり、生命に直接の危険はないが、しばしば頭痛や吐き気などの著しい不快感を伴う。なお飲酒後、短時間に現れるものは悪酔い(わるよい)という。一般的に二日酔いは悪酔いが翌日になって現れる状態を指す。

肉体的には脱水症状を起こしているため、水分を大量に補給することがまず第一である。さらに肝臓でのアルコール分解には糖分が必要であり、糖分を摂ることも有効となる。水分補給時、ただの水・お湯よりは、スポーツドリンクの方が水分糖分を同時に摂取できるので望ましい。"

引用元:二日酔い - Wikipedia

 

 

 

 

 

 

アルコールを肝機能の限界を超えて飲むと、有害物質のアセトアルデヒドが

体内に残り、動悸や吐き気、頭痛などを引き起こします。二日酔いの症状は、

多くは水分不足が原因となっています。

 

東洋医学では、二日酔いの症状を「気・血・水」のバランスの崩れ、

湿(ダルさ)と熱(体温)が変調し、湿が体に溜まった「痰湿」の

状態と捉えています。

 

 

 

二日酔いに効くツボ

 

 

二日酔いが緩和できるように、3つに分けて説明して行きます。

 

 

1⃣ 頭部のツボ ⇨ ①百会 ②卒谷 ③風池

 

2⃣ 腹背部のツボ ⇨ ④期門 ⑤巨闕 ⑥肝兪 ⑦胃兪

 

3⃣ 手足のツボ ⇨ ⑧魚際 ⑨太衝

 

 

 

 

 

 

1⃣ 頭部のツボ

 

 

百会(ひゃくえ)

位置:頭頂部の正中線上、両耳と鼻の延長線が交わるやや凹んだ部分。

効果:二日酔い、頭痛、疲れ目、肩こり、鼻詰まりなど。

 

卒谷(そっこく)

位置:耳を前に倒して頭につけたとき、上端から指2本分上の部分。

効果:二日酔い、頭痛、めまい、立ちくらみ、肩こりなど。

 

風池(ふうち)

位置:耳の後ろの髪の生え際と、後頭部のくぼみの中間部分。

効果:二日酔い、頭痛、疲れ目、めまい、立ちくらみなど。

 

 

 

 

 

 

2⃣ 腹背部のツボ

 

 

期門(きもん)

位置:左右乳頭から真下の第6肋骨と第7肋骨の間の部分。

効果:二日酔い、気血の門、肝臓の機能調整、倦怠感、食欲不振など。

 

巨闕(こけつ)

位置:体の中心線上、みぞおちの上にある骨から親指幅2本分下の部分。

効果:二日酔い、胃痛、胸やけ、吐き気、倦怠感など。

 

 

 

 

 

 

 

肝兪(かんゆ)

位置:背中の第9胸椎の両側、真ん中から親指幅1本半外側の部分。

効果:二日酔い、肝機能調整、胸のむかつき、食欲不振、虚弱体質など。

 

胃兪(いゆ)

位置:背中の第12胸椎の両側、真ん中から親指幅1本半外側の部分。

効果:二日酔い、胃の機能調整、吐き気、嘔吐、腹痛など

 

 

 

 

 

 

3⃣ 手足のツボ

 

 

魚際(ぎょさい)

位置:親指の上から3番目の骨(第一中手骨)の中間外側の部分。

効果:二日酔い、胃腸の調整、頭痛、めまい、のどの痛みなど。

 

太衝(たいしょう)

位置:足の親指の3番目の骨(第一中足骨)と第二中足骨の間の踵寄り。

効果:二日酔い、腹痛、冷え、めまい、腰痛など。

 

 

 

 

 

 

ツボの押し方と注意点

 

 

写真を参考に、ツボの位置を確認して、その周辺を指で軽く押します。

最も感覚が敏感になっているところが、あなたにとってのツボになります。

 

ちょっと痛いけど・・・くらいの力加減でツボを刺激します。

 

ツボ押しは、力を入れる時に息を吐き、力を抜く時に息を吸います。

ひと押し3~5秒を目安に、5~10回繰り返します。

 

皮膚の弱い方は、押しすぎに注意しましょう。

いつもと違う、症状が改善しない場合は、医療機関への早期受診が大切です。

 

⑥肝兪と⑦胃兪のツボは、自分では押すのが難しいので、ドライヤーやブラシ

など身近なものを使って温めたり刺激をしてください。

 

 

 

二日酔いの予防と対処法

 

 

適度な飲酒

一番の予防は、飲みすぎに注意することです。

 

水分の補給

飲酒前、就寝時、起床時に水分を補給する。

 

睡眠

夜更かしをしないように、出来るだけ体を休ませる。

 

二日酔いに効く食べ物

柿、蜂蜜、グレープフルーツ、蜆(しじみ)の味噌汁、梅干しなど。

 

ツボ押し

ツボ押しで、二日酔いを緩和させる。

 

*お酒は無理なく、深酒に注意して、適量を嗜みましょう。

 

 

 

 

 

 

二日酔いの症状は、多くは水分不足が原因となっています。

水分を多く摂り入れることで、素早くアルコールを分解することができ、

尿の量を増やすことで、アルコールの排出を促すこともできます。


ツボとは、体の不調やゆがみを、正常な状態に戻す「調整点」のことです。

 

 

 

 

 

 

ツボ押しで、あなたの「二日酔い」が改善しますように。



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B-⑦ 熱中症

熱中症▽



手足のしびれ、頭痛、めまい、吐き気、失神・・・

 

 

 

熱中症・・・これからの季節、他人ごとではありません。

 

 



 

 

 

熱中症とは



"熱中症(ねっちゅうしょう、heat stroke, sun strokeということが多い)とは、暑熱環境下においての身体適応の障害によっておこる状態の総称である。

本質的には、脱水による体温上昇と、体温上昇に伴う臓器血流低下と多臓器不全で、表面的な症状として主なものは、めまい、失神、頭痛、吐き気、強い眠気、気分が悪くなる、体温の異常な上昇、異常な発汗(または汗が出なくなる)などがある。

また、熱中症が原因で死亡する事もある。特にIII度の熱中症においては致死率は30%に至るという統計もあり、発症した場合は程度によらず適切な措置を取る必要があるとされている。また死亡しなかったとしても、特に重症例では脳機能障害や腎臓障害の後遺症を残す場合がある。(中略)

現場での措置:最も重要な事は身体を冷やすことで、直射日光のある場所から日陰・木陰に移動させ衣服をゆるめ安静にさせる。太い血管のある首、両脇、足の付け根の冷却が効果的。また、体表面に水を付け気化熱を利用し体温を下げる方法もある。(中略)"

引用元:熱中症 - Wikipedia

 

 

 

 

 

 

熱中症は、屋内外での高温多湿な環境から起こる、さまざまな症状の総称です。

高温多湿な環境によって体の温度調整機能が低下し、体の水分や塩分バランスが

崩れ、体が環境に適応できなくなった状態です。

 

 

東洋医学では、熱中症の症状を、身体の「気・血・水」のバランスの崩れ、

気虚(気が不足)、陰虚(体に熱がこもる)、湿邪(水分の巡りが悪い)の

状態と捉えています。

 

 

 

熱中症に効くツボ

 

 

熱中症の症状が改善できるように、3つに分けて説明して行きます。

 

 

1⃣ 顔と手のツボ ⇨ ①人中 ②内関 ③中衝

 

2⃣ 腹部のツボ ⇨ ④中脘

 

3⃣ 下肢のツボ ⇨ ⑤足三里 ⑥三陰交 ⑦復溜 ⑧湧泉

 

 

 

 

 

 

1⃣ 顔と手のツボ

 

 

人中(じんちゅう)=(水溝)

位置:鼻の真下、みぞの中央部分のツボ。。

効果:熱中症、失神、ヒステリー、顔面の麻痺、救急の常用穴。

 

 

 

 

 

 

内関(ないかん)

位置:手首の横紋の3横指肘側の、腱と腱の中央部分。

効果:熱中症、循環器系疾患、気血の出入口、乗り物酔いなど。

 

中衝(ちゅうしょう)

位置:中指の人差し指側、爪の付け根部分。

効果:熱中症、手の知覚・運動障害、動悸、ストレス、失神など。

 

 

 

 

 

 

2⃣ 腹部のツボ

 

 

中脘(ちゅうかん)

位置:胸骨体下端とおへその中間(おへそから親指幅4本分上)部分。

効果:熱中症、胃痛、胸やけ、吐き気、倦怠感など。

 

 

 

 

 

 

3⃣ 下肢のツボ

 

 

足三里(あしさんり)

位置:膝の皿の外側から親指幅3本下の部分。

効果:熱中症、こむら返り、無病長寿のツボ、全身調整のツボ。

 

三陰交(さんいんこう)

位置:下腿部の内くるぶしから4横指上の部分にあるツボ。

効果:熱中症、冷え性、生理痛、膝の痛み、女性の特効穴。

 

復溜(ふくりゅう)

位置:下腿部の内くるぶしから3横指上の部分にあるツボ。

効果:熱中症、冷え性、手足のむくみ、耳の痛み、歯の痛みなど。

 

 

 

 

 

 

湧泉(ゆうせん)

位置:足裏、第2指と第3指の間から下に、土踏まずとの際部分。

効果:熱中症、こむら返り、疲れ、冷え性、体調の調整のツボ。

 

 

 

 

 

 

ツボの押し方と注意点

 

 

写真を参考に、ツボの位置を確認して、その周辺を指で軽く押します。

最も感覚が敏感になっているところが、あなたにとってのツボになります。

 

ちょっと痛いけど・・・くらいの力加減でツボを刺激します。

 

ツボ押しは、力を入れる時に息を吐き、力を抜く時に息を吸います。

ひと押し3~5秒を目安に、5~10回繰り返します。

 

皮膚の弱い方は、押しすぎに注意しましょう。

症状が改善しない場合は、医療機関への早期受診が大切です。







熱中症の予防

 

 

水分と塩分

こまめな水分補給とほどよい塩分摂取。

 

気温と湿度

室内外の温度と湿度、暑さ指数をチェックする。

 

室内外環境

快適な室内温度調整。帽子や衣服の工夫。

 

冷却用品

飲み物や冷却グッズを活用。
首筋・脇・鼠径部 or 頬・手の平・足の裏を冷やす。

 

体調管理

適度な休憩やツボ押しで、体調を管理をする。

 

 

 

 

熱中症の症状は、多くは水分と塩分の不足が原因となっています。

こまめな水分と塩分補給をすることで、症状の改善が期待できます。

いつもと違う、症状が改善しない場合は、医療機関への早期受診が大切です。

 

 

ツボとは、体の不調やゆがみを、正常な状態に戻す「調整点」のことです。

 

 

 

 



ツボ押しを、あなたの「熱中症」予防にお役立てください。



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B-⑧ 不眠症

不眠症▽



眠れない・眠りが浅い・熟睡できない・・・

 

 

 

不眠症・・・あなたは、どう対処していますか?

 

 



 

 

 

不眠症とは



"不眠症(ふみんしょう、英:Insomnia, Hyposomnia)とは、必要に応じて入眠や眠り続けることができない睡眠障害である。それが持続し、臨床的に著しい苦痛、または社会的、職業的、または他の重要な領域における機能の障害を引き起こしている場合に精神障害となる。

不眠症は、入眠や睡眠持続が難しかったり、睡眠の質が悪いといったことが続いているという特徴を持つ、いくつかの医学的な兆候と症状を伴う医学的また精神医学的な障害であると考えられている。

不眠症では一般的に起床中の機能障害が続いている。不眠症はどの年齢でも起きるが、女性と高齢者ではより一般的であり、特に顕著なのは高齢者である。日本では60歳以上では約3人に一人が睡眠問題で悩んでいる。"

引用元:不眠症 - Wikipedia

 

 

 

不眠症には、原発性と二次性のものがあり、原発性は医学的・心理的な原因のないもの、二次性は疾患・精神・薬物によるものに分けられます。カフェイン摂取や運動不足、環境的なストレスなど、多くの方が不眠症予備軍となっています。

 

 

東洋医学では、肝経(足の厥陰肝経)の経絡が、異常・興奮を起こして不眠症を誘発していると捉えています。全身をリラックスさせ、身体(体と心)の緊張を解放することが、健康的な睡眠・快眠を促します。

 

 

 

 

 

 

不眠症に効くツボ

 

 

不眠症が改善できるように、5つに分けて説明して行きます。

 

 

A.頭頚部:①安眠 ②風池

 

B.腹背部:③中脘 ④肝兪

 

C.手 部:⑤神門 ⑥内関

 

D.足 部:⑦失眠 ⑧行間

 

E.調 整:⑨百会 ⑩湧泉

 

 

A.頭頚部

 

 

安眠(あんみん)

位置:耳たぶの後ろ、骨の出っ張りから1横指下の部分。

効果:不眠、不安、ストレス、肩こりなど。

 

 

 

 

 

 

風池(ふうち)

位置:耳の後ろの骨と、後頭部のくぼみの中間にあるツボ。

効果:不眠、めまい、肩こり、頭痛、鼻づまり、のぼせなど。

 

 

 

 

 

 

B.腹背部

 

 

中脘(ちゅうかん)

位置:胸骨体下端とおへその中間(おへそから親指幅4本分上)部分。

効果:不眠、食欲不振、熱中症、胃痛、胸やけ、吐き気、倦怠感など。

 

 

 

 

 

 

肝兪(かんゆ)

位置:背中の第9胸椎の両側、真ん中から親指幅1本半外側の部分。

効果:不眠、食欲不振、肝機能調整、倦怠感、むかつき、虚弱体質など。

 

 

 

 

 

 

C.手 部

 

 

神門(しんもん)

位置:手関節掌側、横紋の豆状骨下の陥凹部分。

効果:不眠、心気の出入口、ストレス、心痛、動悸、精神疾患など。

 

 

 

 

 

 

内関(ないかん)

位置:手首の横紋の3横指肘側の、腱と腱の中央部分。

効果:不眠、循環器系疾患、気血の出入口、乗り物酔いなど。

 

 

 

 

 

 

D.足 部

 

 

失眠(しつみん)

位置:足裏、かかとのふくらみの中央部分。

効果:不眠、不安、ストレス、冷え性など。

 

 

 

 

 

 

行間(こうかん)

位置:親指と第2指の付け根、親指側の部分。

効果:不眠、心因的ED、夜尿症、頻尿、疲れ目、倦怠感など。

 

 

 

 

 

 

E.調 整

 

 

百会(ひゃくえ)

位置:頭頂部の正中線上、両耳と鼻の延長線が交わるやや凹んだ部分。

効果:全身の調整のツボ、不眠、疲労、倦怠感、頭痛、疲れ目、肩こりなど。

 

 

 

 

 

 

湧泉(ゆうせん)

位置:足裏、第2指と第3指の間から下に、土踏まずとの際部分。

効果:体調の調整のツボ、不眠、倦怠感、熱中症、こむら返り、冷え性など。

 

 

 

 

 

 

ツボの押し方と注意点

 

 

写真を参考に、ツボの位置を確認して、その周辺を指で軽く押します。

最も感覚が敏感になっているところが、あなたにとってのツボになります。

 

ちょっと痛いけど・・・くらいの力加減でツボを刺激します。

 

ツボ押しは、力を入れる時に息を吐き、力を抜く時に息を吸います。

ひと押し3~5秒を目安に、5~10回繰り返します。

 

皮膚の弱い方は、押しすぎに注意しましょう。

 

いつもと違う、症状が改善しない場合は、医療機関への早期受診が大切です。

 

肝兪のツボは、自分では押すのが難しいので、ドライヤーやブラシなど

身近なものを使って温めたり刺激をしてください。

 

 

 

 

 

 

不眠症対策

 

 

安眠の対策は、生活習慣の見直しが大切です。特に快眠できる環境と食生活など、不眠の原因の改善と自律神経の調整を図ることが重要です。

 

 

規則正しい生活

早寝早起き(体内時計の調整)と朝の日光を浴びる習慣作り。朝の日光は、ビタミンDの生成(丈夫な骨)と感情ホルモン「セロトニン」の分泌を促進。

 

食生活の改善

バランスの良い食事で、催眠作用のあるホルモン「メラトニン」を分泌させる。

メラトニンはタンパク質が原料。

 

自律神経の調整

腹式呼吸:自律神経の調整(精神安定、ストレス、冷え性の改善)

参照 小さな習慣:セルフケア

 

寝室の改善

快眠グッズの活用(寝具の見直し)

照明 遮光カーテン 枕・布団・マットレス 加湿器などの見直し。

 

運動と入浴

軽めの体操とツボ押し:血流改善で、体内の疲労物質を取り除く。

半身浴(38℃~40℃):みぞおちまで20~30分、血流・疲労回復、安眠、リラックス効果。

 

 

 

 

 

 

不眠症対策は、生活習慣を見直すことが基本です。忙しい環境の中で、TV・パソコン・携帯の使用、お酒・コーヒー・煙草など嗜好品、偏食での摂取過多、現代社会は、便利になっているにもかかわらず、ストレスの多い環境です。

 

 

東洋医学では、全身の気血水の変調、特に肝経の経絡が、異常・興奮を起こして不眠症を誘発していると捉えています。全身をリラックスさせ、身体(体と心)の緊張を解放することが、健康的な安眠・快眠を促します。

 

 

 

ツボ押しで、あなたの「不眠症」が改善しますように。



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B-⑨ 高血圧

高血圧▽



動悸・息切れ・めまい・頭痛・肩こり・倦怠感・・・

 

 

 

あなたは、血圧を定期的に測っていますか?

 

 

 

不快な症状の原因は、「高血圧」かもしれません。

 

 



 

 

 

高血圧とは



"高血圧(こうけつあつ、Hypertension、高血圧症)とは、血圧が正常範囲を超えて高く維持されている状態である。高血圧自体の自覚症状は何もないことが多いが、虚血性心疾患、脳卒中、腎不全などの発症原因となるので臨床的には重大な状態である。

生活習慣病のひとつとされ、厚生労働省(2013年度)は男女共に通院者率の最も高い疾患として公表している(2位は男が糖尿病、女が腰痛)。

アメリカ合衆国では1995年に、成人全体の24%には高血圧があり、そのうちの53%の人は降圧剤を服用していた。日本には4,000万人の高血圧の人がいると推定されている(日本高血圧学会)。

日本高血圧学会では高血圧の基準を以下のように定めている。すなわち、収縮期血圧が140mmHg以上または拡張期血圧が90mmHg以上に保たれた状態が高血圧であるとされている。しかし、近年の研究では血圧は高ければ高いだけ合併症のリスクが高まるため、収縮期血圧で120mmHg未満が生体の血管にとって負担が少ない血圧レベルとされている。"

引用元:高血圧- Wikipedia

 

 

 

高血圧には、本態性と二次性のものがあり、本態性は原因がよくわからないもの、二次性は原因が特定できるものに分けられます。

 

食生活(塩分過多)や喫煙、運動不足や環境的なストレスなど、多くの方が高血圧予備軍となっています。

 

 

 

東洋医学では、体を構成し循環している「気・血・水」という概念があり、体の不調の原因は、「気・血・水」の乱れによって起こると捉えています。

 

気が不足している、血が滞っている、水分が溜まっているなど、幾つかの状態が重なりあって、不快な症状が引き起こされています。

 

東洋医学では、高血圧の症状を「気・血・水」の乱れ、特に、瘀血(血流障害)と痰湿(水が滞る)など、体が変調した状態と捉えています。

 

 

 

 

 

 

高血圧に効くツボ

 

 

高血圧が改善できるように、5つに分けて説明して行きます。

 

 

A.頚 部:①人迎 ②天鼎

 

B.後頭部:③天柱 ④風池

 

C.手 部:⑤合谷 ⑥曲池

 

D.足 部:⑦風市 ⑧足三里

 

E.調 整:⑨百会 ⑩湧泉

 

 

 

A.頚 部

 

 

人迎(じんげい)

位置:のどぼとけの両サイド、斜めに走行する筋肉の前端の拍動部。

効果:高血圧症、気管支の疾患、狭心症、めまい、のぼせなど。

 

 

 

 

 

 

天鼎(てんてい)

位置:のどぼとけの下から両サイド、斜めに走行する筋肉の後ろ部分。

効果:高血圧症、血流調整、のどの痛み、歯痛、手のしびれなど。

 

 

 

 

 

 

B.後頭部

 

 

天柱(てんちゅう)

位置:首の骨の両側にある太い筋肉(僧帽筋)の外側のくぼみ部分。

効果:血圧調整、目の疲れ、倦怠感、頭痛、めまい、頭部の疾患など。

 

 

 

 

 

 

風池(ふうち)

位置:耳の後ろの骨と、後頭部のくぼみの中間にあるツボ。

効果:不眠、めまい、立ちくらみ、肩こり、頭痛、のぼせなど。

 

 

 

 

C.手 部

 

 

合谷(ごうこく)

位置:人差し指と親指の骨が合流する部分から、少し人差し指側。

効果:痛みの万能のツボ、生理痛、頭痛、歯痛、疲労倦怠感など。

 

 

 

 

 

 

曲池(きょくち)

位置:肘を曲げると出来るしわの外側部分にあるツボ。

効果:腕の症状全般、肩や首のこり、五十肩、歯痛、冷え性など。

 

 

 

 

 

 

D.足 部

 

 

風市(ふうし)

位置:直立姿勢で手を大腿部側面に当てた時、中指の先端が当たる部分。

効果:下肢の疾患、下肢の麻痺、股関節痛、坐骨神経痛など。

 

 

 

 

 

 

足三里(あしさんり)

位置:膝関節の外側、膝の皿の下から4横指下の部分にあるツボ。

効果:無病長寿のツボ、冷え性、胃痛、頭痛、のぼせ、食欲不振など。

 

 

 

 

 

 

E.調 整

 

 

百会(ひゃくえ)

位置:頭頂部の正中線上、両耳と鼻の延長線が交わるやや凹んだ部分。

効果:全身の調整のツボ、不眠、疲労、倦怠感、頭痛、疲れ目、肩こりなど。

 

 

 

 

 

 

湧泉(ゆうせん)

位置:足裏、第2指と第3指の間から下に、土踏まずとの際部分。

効果:体調の調整のツボ、不眠、倦怠感、熱中症、こむら返り、冷え性など。

 

 

 

 

 

 

ツボの押し方と注意点

 

 

写真を参考に、ツボの位置を確認して、その周辺を指で軽く押します。

最も感覚が敏感になっているところが、あなたにとってのツボになります。

 

ちょっと痛いけど・・・くらいの力加減でツボを刺激します。

 

ツボ押しは、力を入れる時に息を吐き、力を抜く時に息を吸います。

ひと押し3~5秒を目安に、5~10回繰り返します。

 

皮膚の弱い方は、押しすぎに注意しましょう。

 

いつもと違う、症状が改善しない場合は、医療機関への早期受診が大切です。

 

頚部周辺のツボ(人迎、天鼎)は、弱めに押します。

 

 

 

 

 

 

高血圧対策

 

 

高血圧の対策は、やはり生活習慣の見直しです。運動と食事と休養で体質を改善し、ストレスを溜めない環境作りを心がけることですが・・・

 

 

簡単なマッサージを紹介しますので、実践してみてください。

 

 

指(手足)のマッサージ

 

 

手足の末端の神経や血流を改善することで、高血圧など症状の改善と予防につながります。

 

特に手指には感覚・運動神経が多く、手指は外部の脳又は第二の脳と言われています。

 

指をほぐすことで、血流の改善や自律神経の調整、指のツボへの刺激と脳の活性化が期待できます。

 

手の5本の指を、1本ごとにもみほぐす。次は2本ごと、3本ごととちょっと痛いけど気持ちいい!くらいの力加減で、もみほぐしましょう。

最後に、全指を握りましょう。足の指も同様にもみほぐしてください。

 

手技:揉む・押す・握る・挟む・伸ばす等

 

 

 

 

 

高血圧対策は、生活習慣を見直すことが基本です。高血圧は生活習慣病とも呼ばれ、特に自覚症状が無いにも関わらず、脳卒中や心筋梗塞などを発症するサイレントキラー(静かな殺し屋)とも呼ばれています。

 

 

日常の体温や血圧など測定し、記録を取る習慣と定期的な検診を心がけましょう。

何よりも、生活習慣「食事・運動・休養」の改善が基本となりますが、いつもと違う、症状が改善しない場合は、医療機関への早期受診が大切です。



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B-⑩ 低血圧

低血圧▽



頭痛・めまい、肩こり・倦怠感・手足の冷え・・・

 

 

 

あなたは、ご自身の「血圧」を知っていますか?

 

 

 

あなたの不快な症状は、「低血圧」 かもしれません。

 

 



 

 

 

低血圧とは



"低血圧(ていけつあつ)とは、血圧が正常範囲を下回っている状態である。治療の基準はなく、症状がある場合に治療の対象となる。
高血圧は日本高血圧学会にて基準が示されているが、低血圧には基準が存在しない。

おもに収縮期血圧(非専門用語で主に血圧の「上」と呼ばれる数値)で80mmHgを下回ると次のような症状が強く出やすい。
世界保健機関(WHO)は世界共通の基準として、
収縮期血圧100(mmHg)以下、拡張期血圧60(mmHg)以下を低血圧と定義している。"

引用元:低血圧 - Wikipedia

 

 

 

低血圧には、本態性と二次性のものがあり、本態性は医学的な原因のないもの、二次性は胃腸・心疾患など原因が明かなものに分けられ、さらに、二次性は急性と慢性に分けて考えられています。

 

 

東洋医学では、低血圧の症状を「血虚」「脾虚」など、気が不足している、血が滞っている、水分が溜まっているなど、幾つかの状態が重なりあって、不快な症状が引き起こされていると捉えています。

 

 

 

 

 

 

低血圧に効くツボ

 

 

低血圧が改善できるように、血流促進と胃腸・循環器系に効くツボを「5つ」に

分けて説明して行きます。

 

 

A.頭頚部:①天柱  ②翳風

 

B.胸腹部:③膻中  ④肓兪

 

C.下腿部:⑤足三里 ⑥三陰交

 

D.前腕部:⑦内関  ⑧陽池

 

E.調調:⑨百会  ⑩湧泉

 

 

A.頭頚部

 

 

天柱(てんちゅう)

位置:首の骨の両側にある太い筋肉(僧帽筋)の外側のくぼみ部分。

効果:頭痛、めまい、倦怠感、目の疲れ、頭部の疾患など。

 

 

 

 

 

 

翳風(えいふう)

位置:耳たぶの後ろの骨の前、小さなくぼみの中のツボ。

効果:めまい、肩や首のこり、耳の痛み、歯の痛み、難聴など。

 

 

 

 

 

 

B.胸腹部

 

 

膻中(だんちゅう)

位置:両乳頭を結んだ線の中央部分にあるツボ。

効果:呼吸器・循環器系の疾患、動悸、息切れ、ストレスなど。

 

 

 

 

 

 

肓兪(こうゆ)

位置:おへその両側、親指幅半分外側の部分。

効果:胃腸・呼吸器経の疾患、食欲不振、下痢、生理痛など。

 

 

 

 

 

 

C.下腿部

 

 

足三里(あしさんり)

位置:膝関節の外側、膝の皿の下から4横指下の部分にあるツボ。

効果:無病長寿のツボ、冷え性、胃痛、頭痛、のぼせ、食欲不振など。

 

 

 

 

 

 

三陰交(さんいんこう)

位置:下腿部の内くるぶしから4横指上の部分にあるツボ。

効果:女性の特効穴、むくみ、冷え性、生理痛、膝の痛み、不感症など。

 

 

 

 

 

 

D.前腕部

 

 

内関(ないかん)

位置:手首の横紋の3横指肘側の、腱と腱の中央部分。

効果:気血の出入口、不眠、循環器系疾患、乗り物酔いなど。

 

 

 

 

 

 

陽池(ようち)

位置:手関節の背面、中央部よりやや小指側の陥凹部。

効果:気血水の増進、手関節痛、頚腕障害、目の疾患、肩こりなど。

 

 

 

 

 

 

E.調 整

 

 

百会(ひゃくえ)

位置:頭頂部の正中線上、両耳と鼻の延長線が交わるやや凹んだ所。

効果:全身の調整、疲労、倦怠感、頭痛、ストレス、めまいなど。

 

 

 

 

 

 

湧泉(ゆうせん)

位置:足裏、第2指と第3指の間から下に、土踏まずとの際部分。

効果:体調の調整、疲れ、だるさ、冷え性、こむら返りなど。

 

 

 

 

 

 

ツボの押し方と注意点

 

 

写真を参考に、ツボの位置を確認して、その周辺を指で軽く押します。

最も感覚が敏感になっているところが、あなたにとってのツボになります。

 

ちょっと痛いけど・・・くらいの力加減でツボを刺激します。

 

ツボ押しは、力を入れる時に息を吐き、力を抜く時に息を吸います。

ひと押し3~5秒を目安に、5~10回繰り返します。

 

皮膚の弱い方は、押しすぎに注意しましょう。

 

いつもと違う、症状が改善しない場合は、医療機関への早期受診が大切です。

 

 

 

 

 

 

低血圧対策

 

 

低血圧の対策は、やはり生活習慣の見直しです。食事と運動と休養で体質を改善し、特に食生活に気を付け、冷え性やストレスを溜めない環境作りを心がけることです。

 

 

低血圧は高血圧と同様に、血流改善が大切です。前回の指(手足)のマッサージと今回紹介する「耳のマッサージ」を実践してみてください。

 

 

耳のマッサージ

 

 

耳を刺激することで、血流改善と自律神経の調整、間接的な耳全体のツボ刺激が
期待できます。

 

 

耳全体を ①揉む ②曲げる ③引っ張る ④さする

 

 

 

 

 

 

①耳の外側を親指と人差指で挟み、下から上へ揉みほぐす。

 

 

②四指を使い、耳全体を目鼻の方向に折り曲げほぐす。

 

 

 

 

 

 

③親指と人差指で耳を挟み、耳たぶは下、中央部は斜め後、上部は上に引っ張る。

 

 

④耳の付け根を人差指と中指で挟み、上下にさすり揉みほぐす。

 

 

 

 

 

 

低血圧は、国際的な診断基準がなく、数値はあくまで目安で確定的なものではありません。朝起きれない・立ち上がるとめまいがする・貧血気味など、症状は人によって違いがあります。

 

 

低血圧の方は、生活習慣「食事・運動・休養」、特に食生活の見直しが基本となります。バランスの良い食事を3食しっかりと食べる習慣を心がけてください。

いつもと違う、症状が改善しない場合は、医療機関への早期受診が大切です。

 

 

 

ツボ押しで、あなたの「不快な症状」が改善しますように。



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C-➀ 夏バテ:全身のだるさ

夏バテ:全身のだるさ▽



体(身体)が・・・だるい、食欲がない、めまいがする・・・

 

 

 

夏バテ(暑気中り)・・・あなたは、どう対処していますか?

 

 



 

 

 

夏バテ(暑気中り)に効くツボを、今回から3回に分けて

 

 

A. 全身のだるさ B. 食欲不振 C. めまい・立ちくらみ などの症状別で

 

 

ツボ情報を紹介して行きます。

 

 

 

夏バテとは



"夏バテ(なつバテ)とは夏の暑さによる自律神経系の乱れに起因して現れる様々な症状。暑気中り(しょきあたり)、暑さ負け夏負けと呼ばれることもある。本来は秋口に体調を崩した際、夏に体力が弱った影響で体調を崩したという意味であり、夏の時期で体調の悪さを表すのは誤用である。

人体は、高温・多湿な状態では体温を一定に保とうとしてエネルギーを消費し、かなりの負担がかかる。通常は負担に耐えることができるが、特に負担が強い場合や、長引いたりすると体に溜まった熱を外に出すことができなくなる。この状態が続いてさまざまな症状が現れるのが、夏バテである。原因として挙げられるものには、自律神経のバランスの乱れがある。前述の通り、暑くなると体は体温を保とうとするが、汗をかいたり血管を広げたりして体温を逃がそうとするのは、自律神経の働きによる。"

引用元:夏バテ- Wikipedia

 

 

 

 

 

 

夏バテは、高温多湿による発汗異常や寝不足による自律神経の乱れが原因です。

 

 

東洋医学では、夏バテの症状を気虚・瘀血・水滞など「気・血・水」が乱れて

変調した状態と捉えています。

 

 

気が変調(不足・滞り・上昇):疲れ、食欲不振、胃もたれなど。

血が変調(不足・滞り・出血):めまい、貧血、手足のしびれなど。

水が変調(不足・滞り・溜まり):むくみ、のどの渇き、発汗など。

 

 

 

夏バテ(暑気中り)に効くツボ

 

 

A. 全身のだるさ ⇨ ①百会天柱腎兪居髎殷門足三里湧泉

 

 

百会(ひゃくえ)

位置:頭頂部の正中線上、両耳と鼻の延長線が交わるやや凹んだ部分。

効果:疲労、倦怠感、頭痛、疲れ目、肩こり、鼻詰まりなど。

 

天柱(てんちゅう)

位置:首の骨の両側にある太い筋肉(僧帽筋)の外側のくぼみ部分。

効果:疲労、倦怠感、目の疲れ、頭痛、めまい、頭部の疾患など。

 

 

 

 

 

 

腎兪(じんゆ)

位置:腰部の第2腰椎の両側、真ん中から親指幅1本半外側の部分。

効果:倦怠感、泌尿器科の症状、循環器系の症状、むくみ、腰痛など。

 

 

 

 

 

 

居髎(きょりょう)

位置:骨盤前部の出っ張りと大腿骨外側の出っ張りの中間部分。

効果:疲労、倦怠感、足のだるさや強ばり、膝や股関節痛など。

 

 

 

 

 

 

殷門(いんもん)

位置:太ももの後面中央(お尻の溝から親指幅6本分下)部分。

効果:倦怠感、下肢の痛み・だるさ、坐骨神経痛、こむら返りなど。

 

足三里(あしさんり)

位置:膝の皿の外側から親指幅3本下の部分。

効果:無病長寿・全身調整のツボ、倦怠感、熱中症、こむら返りなど。

 

 

 

 

 

 

湧泉(ゆうせん)

位置:足裏、第2指と第3指の間から下に、土踏まずとの際部分。

効果:体調の調整のツボ、倦怠感、熱中症、こむら返り、冷え性など。

 

 

 

 

 

 

ツボの押し方と注意点

 

 

写真を参考に、ツボの位置を確認して、その周辺を指で軽く押します。

最も感覚が敏感になっているところが、あなたにとってのツボになります。

 

ちょっと痛いけど・・・くらいの力加減でツボを刺激します。

 

ツボ押しは、力を入れる時に息を吐き、力を抜く時に息を吸います。

ひと押し3~5秒を目安に、5~10回繰り返します。

 

皮膚の弱い方は、押しすぎに注意しましょう。

 

いつもと違う症状が改善しない場合は、医療機関への早期受診が大切です。

 

 

 

 

 

 

暑さ対策(安眠対策)

 

 

全身のだるさは、睡眠不足により自律神経が変調することが原因の一つです。

 

睡眠不足は、免疫力や自然治癒力など体力を低下させます。

 

必要な睡眠時間は、7~8時間(個人差あり)です。

 

 

室内の温度対策(安眠出来る環境作り)

 

 

寝具:冷却敷きパッド、氷枕や保冷材の利用(首筋・脇・脚の付け根を冷やす)

 

エアコン:目安は26~28℃

 

扇風機:エアコンと併用して空気を循環させる

 

除湿器:目安は50~60%(湿度を下げて、蒸し暑さを取り除く)

 

窓からの熱を遮断:すだれ、遮熱カーテン、フィルムなど

 

冷却グッズ:コールドスプレー、アイスバッグ、冷タオルなどの活用

 

ツボ押し:安眠・快眠のツボ ⇨ a.安眠 b.合谷 c.失眠

 

 

安眠・快眠に効くツボ

 

 

安眠・快眠 ⇨ a.安眠 b.合谷 c.失眠

 

 

a.安眠(あんみん)

位置:耳たぶの後ろ、骨の出っ張りから1横指下の部分。

効果:不眠、不安、ストレスなど。

 



 



b.合谷(ごうこく)

位置:人差し指と親指の骨が合流する部分から、少し人差し指側。

効果:鎮静作用、万能のツボ、歯痛、頭痛、顔痛など。

 

 

 

 

 

 

c.失眠(しつみん)

位置:足裏、かかとのふくらみの中央部分。

効果:不眠、不安、ストレスなど。

 

 

 

 

 


夏バテから、熱中症に注意です。こまめな「水分補給と塩分摂取」をお忘れなく!

 

 

 

 

 

 

東洋医学では、体を構成し循環している「気・血・水」という概念があり、

体の不調の原因は、「気・血・水」の乱れによって起こると捉えています。

 

 

気が不足している、血が滞っている、水分が溜まっているなど、幾つかの状態が重なりあって、不快な症状が引き起こされています。

 

 

ツボとは、体の不調やゆがみを、正常な状態に戻す「調整点」のことです。

 

 

ツボ押しを「夏バテ解消」に、あなたの健康管理にお役立てください。



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C-➁ 夏バテ:食欲不振

夏バテ:食欲不振▽



体(身体)が・・・だるい、食欲がない、めまいがする・・・

 

 

 

夏バテ(暑気中り)・・・あなたは、どう対処していますか?

 

 



 

 

 

夏バテ(暑気中り)、3回シリーズ

 

 

A. だるさ B. 食欲不振 C. めまい・立ちくらみ

 

 

今回は、B. 食欲不振 に効くツボを紹介して行きます。

 

 

 

夏バテとは



"夏バテ(なつバテ)とは夏の暑さによる自律神経系の乱れに起因して現れる様々な症状。暑気中り(しょきあたり)、暑さ負け夏負けと呼ばれることもある。本来は秋口に体調を崩した際、夏に体力が弱った影響で体調を崩したという意味であり、夏の時期で体調の悪さを表すのは誤用である。

冷房の無かった時代は猛暑による体力低下・食欲不振など、いわゆる「夏やせ」と呼ばれる症状が主であったが、空調設備が普及した現代では気温と湿度の急激な変化により自律神経のバランスが崩れ、起こることが多い。ストレスや冷房による冷え、睡眠不足なども原因となる。「夏バテ」という名称から夏のみの病気であると思われがちだが、気候の変化が激しい梅雨や初夏にも起こりやすい。"

引用元:夏バテ- Wikipedia

 

 

 

 

 

 

夏バテは、高温多湿による発汗異常や寝不足による自律神経の乱れが

主な原因です。

 

 

東洋医学では、夏バテの症状を気虚・瘀血・水滞など「気・血・水」が

乱れて変調した状態と捉えています。

 

 

気の乱れ(不足・滞り・上昇): 疲れ、食欲不振、胃もたれなど。

血の乱れ(不足・滞り・出血): めまい、貧血、手足のしびれなど。

水の乱れ(不足・滞り溜まり): むくみ、のどの渇き、発汗など。

 

 

 

夏バテ(暑気中り)に効くツボ

 

 

B. 食欲不振 ⇨ ①中脘肓兪天枢 肝兪胃兪 足三里商丘衝陽

 

 

中脘(ちゅうかん)

位置:胸骨体下端とおへその中間(おへそから親指幅4本分上)部分。

効果:食欲不振、熱中症、胃痛、胸やけ、吐き気、倦怠感など。

 

肓兪(こうゆ)

位置:おへその両側、親指幅半分外側の部分。

効果:食欲不振、胃の疾患、腹痛、胸やけ、下痢など。

 

天枢(てんすう)

位置:おへその両側、親指幅2本分外側の部分。

効果:食欲不振、消化器系の疾患、吐き気、嘔吐、倦怠感など。

 

 

 

 

 

 

肝兪(かんゆ)

位置:背中の第9胸椎の両側、真ん中から親指幅1本半外側の部分。

効果:食欲不振、肝機能調整、倦怠感、むかつき、虚弱体質など。

 

胃兪(いゆ)

位置:背中の第12胸椎の両側、真ん中から親指幅1本半外側の部分。

効果:食欲不振、胃の疾患、腹痛、胸やけ、不安など。

 

 

 

 

 

 

足三里(あしさんり)

位置:膝関節の外側、膝の皿の下から4横指下の部分にあるツボ。

効果:食欲不振、無病長寿のツボ、冷え性、胃痛、頭痛、のぼせなど。

 

商丘(しょうきゅう)

位置:内くるぶし下方前面の部分。

効果:食欲不振、消化不良、消化器系の疾患、頭痛、倦怠感など。

 

 

 

 

 

 

衝陽(しょうよう)

位置:足の第2指、第2中足骨の根元部分。

効果:食欲不振、胃の疾患、下痢、発熱、歯痛など。

 

 

 

 

 

 

ツボの押し方と注意点

 

 

写真を参考に、ツボの位置を確認して、その周辺を指で軽く押します。

最も感覚が敏感になっているところが、あなたにとってのツボになります。

 

ちょっと痛いけど・・・くらいの力加減でツボを刺激します。

 

ツボ押しは、力を入れる時に息を吐き、力を抜く時に息を吸います。

ひと押し3~5秒を目安に、5~10回繰り返します。

 

皮膚の弱い方は、押しすぎに注意しましょう。

 

いつもと違う症状が改善しない場合は、医療機関への早期受診が大切です。

 

 

 

 

 

 

食養生(食事対策)

 

 

東洋医学ではツボ療法と共に、養生(生活習慣や食習慣)を見直すことで
夏バテの不調を改善して行きます。

 

食欲不振の原因を東洋医学では、主に「胃腸が冷えている」冷たい飲みものや
冷たい食べ物、冷房などで体が冷え胃腸も冷えている状態と捉えています。

 

昔から「梅干し」は、医者いらずと言われる食材です。有機酸が多く含まれて
おり、食欲増進・整腸作用・疲労回復に効果が期待できる食材です。

 

 

 

 

 

 

また、山芋・人参・生姜などは、胃腸を丈夫にする作用があります。

大根は消化を助け、南瓜は血流促進に効果が期待できる食材です。

 

 

・食欲増進:梅干し

・整腸作用:山芋、人参、生姜

・消化補助:大根

・血流促進:南瓜(カボチャ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

食欲不振時は、体を冷やしすぎない工夫と脂っこいもの食べ過ぎないように注意
して、おへそ周辺のツボ押しを中心に、胃腸の働きを改善させます。

 

バランスの良い食生活、ビタミンやミネラルの栄養補給。消化吸収の良いものを

よく噛んで摂取し食養生してください。

 

 

夏バテから、熱中症に要注意です。こまめな「水分補給と塩分摂取」をお忘れなく!

 

 

 

 

 

 

東洋医学では、体を構成し循環している「気・血・水」という概念があり、

体の不調の原因は、「気・血・水」の乱れによって起こると捉えています。

 

 

気が不足している、血が滞っている、水分が溜まっているなど、幾つかの

状態が重なりあって、不快な症状が引き起こされています。

 

 

ツボとは、体の不調やゆがみを、正常な状態に戻す「調整点」のことです。

 

 

ツボ押しと食養生で「夏バテ」に、あなたの健康管理にお役立てください。



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C-③ 夏バテ:めまい・立ちくらみ

夏バテ:めまい・立ちくらみ▽



体(身体)が・・・だるい、食欲がない、めまいがする・・・

 

 

 

夏バテ(暑気中り)・・・あなたは、どう対処していますか?

 

 



 

 

 

夏バテ(暑気中り)、3回シリーズ

 

 

A. だるさ B. 食欲不振 C. めまい・立ちくらみ

 

 

今回は、C. めまい・立ちくらみ に効くツボを紹介して行きます。

 

 

 

夏バテとは



"夏バテ(なつバテ)とは夏の暑さによる自律神経系の乱れに起因して現れる様々な症状。暑気中り(しょきあたり)、暑さ負け夏負けと呼ばれることもある。本来は秋口に体調を崩した際、夏に体力が弱った影響で体調を崩したという意味であり、夏の時期で体調の悪さを表すのは誤用である。

人体は、高温・多湿な状態では体温を一定に保とうとしてエネルギーを消費し、かなりの負担がかかる。通常は負担に耐えることができるが、特に負担が強い場合や、長引いたりすると体に溜まった熱を外に出すことができなくなる。この状態が続いてさまざまな症状が現れるのが、夏バテである。原因として挙げられるものには、自律神経のバランスの乱れがある。前述の通り、暑くなると体は体温を保とうとするが、汗をかいたり血管を広げたりして体温を逃がそうとするのは、自律神経の働きによる。

冷房の無かった時代は猛暑による体力低下・食欲不振など、いわゆる「夏やせ」と呼ばれる症状が主であったが、空調設備が普及した現代では気温と湿度の急激な変化により自律神経のバランスが崩れ、起こることが多い。ストレスや冷房による冷え、睡眠不足なども原因となる。「夏バテ」という名称から夏のみの病気であると思われがちだが、気候の変化が激しい梅雨や初夏にも起こりやすい。"

引用元:夏バテ- Wikipedia

 

 

 

 

 

 

夏バテは、高温多湿による発汗異常や寝不足による自律神経の乱れが

主な原因です。

 

 

東洋医学では、夏バテの症状を気虚・瘀血・水滞など「気・血・水」が

乱れて変調した状態と捉えています。

 

 

気の乱れ(不足・滞り・上昇):疲れ、食欲不振、胃もたれなど。

血の乱れ(不足・滞り・出血):めまい、貧血、手足のしびれなど。

水の乱れ(不足・滞り溜まり):むくみ、のどの渇き、発汗など。

 

 

 

夏バテ(暑気中り)に効くツボ

 

 

C. めまい・立ちくらみ ⇨ ①百会角孫翳風 ④風池 天柱 中渚心兪太谿

 

 

百会(ひゃくえ)

位置:頭頂部の正中線上、両耳と鼻の延長線が交わるやや凹んだ部分。

効果:めまい、疲労、倦怠感、頭痛、肩こり、鼻詰まりなど。

 

角孫(かくそん)

位置:耳全体を前に折り、耳の一番上が頭に当たるところ。

効果:めまい、頭痛、頭重感、立ちくらみなど。

 

翳風(えいふう)

位置:耳たぶの後ろの骨の前、小さなくぼみの中のツボ。

効果:めまい、肩や首のこり、耳の痛み、歯の痛みなど。

 

 

 

 



風池(ふうち)

位置:耳の後ろの骨と、後頭部のくぼみの中間にあるツボ。

効果:めまい、肩や首のこり、頭痛、鼻づまり、のぼせなど。

天柱(てんちゅう)

位置:首の骨の両側にある太い筋肉(僧帽筋)の外側のくぼみ部分。

効果:めまい、疲労、倦怠感、目の疲れ、頭痛、頭部の疾患など。

 

 

 

 

 

 

中渚(ちゅうしょ)

位置:手の甲の薬指と小指の間、指が止まる骨の間の凹み部分。

効果:偏頭痛、めまい、立ちくらみなど。

 

 

 

 

 

 

心兪(しんゆ)

位置:肩甲骨内側の第5胸椎の両側、真ん中から親指幅1本半外側の部分。

効果:心機能の調整、めまい、のぼせ、胸痛、虚弱体質など。

 

 

 

 

 

 

太谿(たいけい)

位置:内くるぶしとアキレス腱の間のくぼみ部分。

効果:立ちくらみ、排尿障害、冷え症、こむら返り、頭痛など。

 

 

 

 

 

 

ツボの押し方と注意点

 

 

写真を参考に、ツボの位置を確認して、その周辺を指で軽く押します。

最も感覚が敏感になっているところが、あなたにとってのツボになります。

 

ちょっと痛いけど・・・くらいの力加減でツボを刺激します。

 

ツボ押しは、力を入れる時に息を吐き、力を抜く時に息を吸います。

ひと押し3~5秒を目安に、5~10回繰り返します。

 

皮膚の弱い方は、押しすぎに注意しましょう。

 

 

めまいは、回転性(目が回る)、浮動性(浮いたような感覚)、立ちくらみなどの症状に分けられます。顔や手足のしびれ・ろれつが回らない・激しい頭痛が伴う場合は、脳の異常が考えられ命にかかわります。早急な受診と適切な治療が必要です。

 

 

夏バテに伴う「めまいや立ちくらみ」は、自律神経が乱れ血圧が不調になり、脳に流れる血流が不足して発症するとされています。安静が一番、その場で安静です。上記のように、しびれ・ろれつ・頭痛などの症状がなければ、しばらく休み様子をみて受診してください。

 

 

いつもと違う症状が改善しない場合は、医療機関への早期受診が大切です。

 

 

 

 

 

 

夏バテ予防対策

 

 

全身のだるさ、食欲不振、めまいなどの夏バテの症状改善には、生活環境の見直し、特に安眠できる環境と食養生など、休養と食事で自律神経の調整を図ることが大切です。

 

 

休養:身体(体と心)を十分に休養(自律神経の調整)させる。

休養できる環境作り、生活習慣の見直し。

 

 

睡眠:必要な睡眠時間は、7~8時間、個人差あり。

睡眠不足は、免疫力や自然治癒力が低下、安眠できる環境作り。
夏バテ 1⃣ から

安眠・快眠に効くツボ ⇨ a.安眠 b.合谷 c.失眠

 

a.安眠(あんみん)

位置:耳たぶの後ろ、骨の出っ張りから1横指下の部分。

効果:不眠、不安、ストレスなど。

 

 

 

 

 

 

b.合谷(ごうこく)

位置:人差し指と親指の骨が合流する部分から、少し人差し指側。

効果:鎮静作用、万能のツボ、歯痛、頭痛、顔痛など。

 

 

 

 

 

 

c.失眠(しつみん)

位置:足裏、かかとのふくらみの中央部分。

効果:不眠、不安、ストレスなど。

 

 

 

 

 

 

入浴:半身浴(38℃~40℃)の活用、みぞおちまで20~30分浸かる。

血流改善、疲労回復、安眠、リラックス効果。

 

 

運動:ストレッチ、軽めの体操、マッサージ、ツボ押しなどを活用して血流改善で体内の疲労物質を取り除く。

 

 

食事:バランスの良い食生活、ビタミンやミネラルの栄養補給。

胃腸に優しい消化吸収の良いものをよく噛んで摂取する。

夏バテ 2⃣ から

食養生 ⇨ 冷たい・脂っこい食材は避け、胃腸を冷やさないように注意し食養生する。

昔から「梅干し」は、医者いらずと言われ、有機酸が多く含まれており、食欲増進・整腸作用・疲労回復に効果が期待できる食材です。

また、山芋・人参・生姜などは、胃腸を丈夫にする作用があり、大根は消化を助け、南瓜は血流促進に効果が期待できる食材です。

 

食欲増進:梅干し

整腸作用:山芋、人参、生姜

消化補助:大根

血流促進:南瓜(カボチャ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夏バテから、熱中症に要注意です。こまめな「水分補給と塩分摂取」をお忘れなく!

 

 

 

 

 

 

東洋医学では、体を構成し循環している「気・血・水」という概念があり、

体の不調の原因は、「気・血・水」の乱れによって起こると捉えています。

 

 

気が不足している、血が滞っている、水分が溜まっているなど、幾つかの状態が重なりあって、不快な症状が引き起こされています。

 

 

ツボとは、体の不調やゆがみを、正常な状態に戻す「調整点」のことです。

 

 

ツボ押しを「夏バテ解消」に、あなたの健康管理にお役立てください。



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C-④ 目の疲れ

目の疲れ▽



目が、かすむ・チカチカ・しょぼしょぼ・ごろごろ・充血する・・・

 

 

 

目の疲れ・・・あなたは、どう対処していますか?

 

 

 

 

 

 

 

目(眼)とは



”目、め)は、光を受容する感覚器である。光の情報は眼で受容され、中枢神経系の働きによって視覚が生じる。ヒトの眼は感覚器系に当たる眼球と附属器、神経系に当たる視神経と動眼神経からなる。

少なくとも人間の場合に、眼は表情を構成する重要な要素であり、視覚的な個体間の情報交換、いわゆる非言語コミュニケーションの大きな部分を担っている。日本語では「眼は心の窓」「目は口ほどにものを言い」という表現がある。また、「眼が泳ぐ」「目が据わる」などの表現も、眼の感情表現における役割を示すものである。目と目を合わせることをアイコンタクトと言う。

水晶体が濁って起こる白内障や網膜神経節細胞が死滅する緑内障、網膜から神経網膜が剥がれる網膜剥離、結膜にできる炎症である結膜炎など、目を患部とする疾患は数多く存在する。(中略)また、目において屈折異常が起きると近視や乱視、遠視などといった症状が現れる。”

引用元:目 - Wikipedia

 

 

 

 

 

 

日常生活の中で、テレビ・パソコン・スマートフォンなど、目に負担をかける

機会が増えています。

多くの方に、目の疲れ・肩こり・頭痛など慢性的な症状が出現しています。

 

 

東洋医学では、目は肝の窮(あな)と言い、五臓六腑の精気はすべて目に注ぎ、

目に現れる症状は、肝だけではなく他の臓腑の変化も反映していると捉えてい

ます。

 

 

 

目の疲れに効くツボ

 

 

目の疲れが改善できるように、3つに分けて説明して行きます。

 

 

1⃣ 顔のツボ ⇨ ①攅竹 ②睛明 ③四白 ④太陽

 

2⃣ 頭・頚肩部のツボ ⇨ ⑤百会 ⑥天柱 ⑦肩井

 

3⃣ 背腰部のツボ ⇨ ⑧肝兪 ⑨腎兪

 

 

 

 

 

 

 

 

1⃣ 顔のツボ

 

 

攅竹(さんちく)

位置:眉毛の外側、左右それぞれにあるツボ。

効果:目の機能を調整。眼精疲労、視力低下、涙目など。

 

睛明(せいめい)

位置:目頭の骨のくぼみ(目と鼻を結ぶ位置)部分。

効果:目の様々な症状、疲れ目、かすみ目、花粉症、鼻の症状など。

 

四白(しはく)

位置:目の下、目のくぼみ(眼窩)下端の下方のくぼみ(眼窩下孔)部分。

効果:眼精疲労、頭痛、めまい、顔の痙攣など。

 

太陽(たいよう)

位置:眉毛外側と目尻外側を結んだ中間から、親指の幅1本分外側。

効果:目の様々な症状、眼精疲労、目の痛み、目の充血、かすみ目など。

 

 

 

 

 

 

2⃣ 頭・頚肩部のツボ

 

 

百会(ひゃくえ)

位置:頭頂部の正中線上、両耳と鼻の延長線が交わるやや凹んだ所。

効果:疲労、倦怠感、頭痛、ストレス、めまいなど。

 

天柱(てんちゅう)

位置:首の骨の両側にある太い筋肉(僧帽筋)の外側のくぼみ部分。

効果:目の疲れ、倦怠感、頭痛、めまい、頭部の疾患など。

 

肩井(けんせい)

位置:首と肩先の真ん中にあって、肩の筋肉の中心にあるツボ。

効果:肩や首のこりの特効ツボ、眼精疲労、頭痛、過労など。

 

 

 

 

 

 

3⃣ 背腰部のツボ

 

 

肝兪(かんゆ)

位置:背中の第9胸椎の両側、真ん中から親指幅1本半外側の部分。

効果:肝機能調整、全身の倦怠感、胸のむかつき、食欲不振、虚弱体質など。

 

腎兪(じんゆ)

位置:腰部の第2腰椎の両側、真ん中から親指幅1本半外側の部分。

効果:泌尿器科の疾患、循環器系の疾患、むくみ、倦怠感、腰痛など。

 

 

 

 

 

 

ツボの押し方と注意点

 

 

写真を参考に、ツボの位置を確認して、その周辺を指で軽く押します。

最も感覚が敏感になっているところが、あなたにとってのツボになります。

 

ちょっと痛いけど・・・くらいの力加減でツボを刺激します。

目の周辺のツボは、少し弱めに押します。

 

ツボ押しは、力を入れる時に息を吐き、力を抜く時に息を吸います。

ひと押し3~5秒を目安に、5~10回繰り返します。

 

皮膚の弱い方は、押しすぎに注意しましょう。

いつもと違う、症状が改善しない場合は、医療機関への早期受診が大切です。

 

⑧肝兪のツボは、自分では押すのが難しいので、ドライヤーやブラシなど
身近なものを使って温めたり刺激をしてください。

 

 

 

 

 

 

疲れ目対策

 

 

目の運動は、血流改善により疲れ目対策に効果が期待できます。

おしぼりなどを使用しての冷温対策も、疲れ目には効果があります。

 

 

開閉運動

目を強めに閉じて、素早く開く(5回×3セット)

 

上下左右

顔を動かさないように、上下左右を見る(5回×3セット)

 

回転運動

顔を動かさないように、左右に眼球を回す(5回×3セット)

 

遠近運動

近くを見て、遠くを見て、ピントの調整(10秒・10秒×3セット)

 

*冷温対策

疲れ目:温める、充血:冷やす(おしぼりなどを使用して冷温対策)

 

 

 

 

 

 

東洋医学では、体を構成し循環している「気・血・水」という概念があり、

体の不調の原因は、「気・血・水」の乱れによって起こると捉えています。

 

 

ツボとは、体の不調やゆがみを、正常な状態に戻す「調整点」のことです。

 

 

目の周辺には、たくさんのツボが点在しており、手軽に押し揉みができます。

 

 

目のツボ押しと目の運動で、

あなたの身体(体と心)の健康増進にお役立てください。



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C-⑤ 足の疲れ

足の疲れ▽



足(脚)が、おもい・だるい・むくむ・疲れる・・・

 

 

 

足(脚)の疲れ・・・あなたは、どう対処していますか?

 

 







脚(足)とは



"脚の各部位の名称としては脚末梢端には足が付属し、接地部足底から上に向かい、足、足首、脛(スネ)、膝(ヒザ)、腿(タイ)までを含み脚と呼んでいる。便宜上、日本語で同じ音を持つ「足」という漢字を当て、踝以下接地部を指して区別のために使い分けて呼ぶ。

足は時として第二の心臓とも呼ばれ、立位時重力に従って下方向へ体液が流動することによって引き起こされる体液停滞むくみを、足の血管周辺の筋肉の運動によって上部へ押し返し再び循環系に戻すことを行っている。

また手と同様に中医学における経絡(ツボのこと)が多くあるとされ、また足の不具合が体の他の部位の様々な病因となることがあるとされる。足が頭部より低温になる頭熱足寒になると冷え性など様々な健康上の不具合が生じる場合があり、足が頭部より高温になる頭寒足熱の方が良いとされている。"

引用元: - Wikipedia

 

 

日常生活で立ち仕事や座り仕事など、足腰に負担をかける機会が増えています。

 

多くの方に、足が「疲れる・だるい・むくむ」という症状が出現しています。

 

 

東洋医学では、足のだるさを腎の精気不足、腎精が不足すると腰膝酸軟(だるさ、

 

ぐらつき)、足がなえてしまう気虚などの状態と捉えています。



足(脚)の疲れに効くツボ

 

 

足の疲れが改善できるように、3部位に分けて説明して行きます。

 

 

1⃣ 腹 部 ⇨ ①水分 ②水道 ③中極

 

2⃣ 腰 部 ⇨ ④腎兪 ⑤志室

 

3⃣ 下 肢 ⇨ ⑥風市 ⑦殷門 ⑧足三里 ⑨承山 ⑩三陰交 ⑪湧泉

 

 

 





1⃣ 腹 部

 

 

水分(すいぶん)

位置:おへそから、親指幅1本分上の部分。

効果:水分バランス調整、むくみ、下痢、腹部の張りなど。

 

水道(すいどう)

位置:おへそから、親指幅3本分さがり、左右親指幅2本分外側の部分。

効果:下腹部の疾患、むくみ、便秘、腹痛、下腹部の張りなど。

 

中極(ちゅうきょく)

位置:おへそから、親指幅4本分下の部分。

効果:泌尿器系の疾患、むくみ、のぼせ、腹部の冷えや張りなど。

 

 

 





2⃣ 腰 部

 

 

腎兪(じんゆ)

位置:腰部の第2腰椎の両側、真ん中から親指幅1本半外側の部分。

効果:泌尿器科の疾患、循環器系の疾患、むくみ、倦怠感、腰痛など。

 

志室(ししつ)

位置:手を腰に当てた時、親指部分が触れる高さにあるツボ。

効果:冷え性、腰痛、足腰のしびれや痛み、疲労、不感症など。

 

 

 





3⃣ 下 肢

 

 

風市(ふうし)

位置:直立姿勢で手を大腿部側面に当てた時、中指の先端が当たる部分。

効果:下肢の疾患、下肢の麻痺、股関節痛、坐骨神経痛など。

 

殷門(いんもん)

位置:太ももの後面中央(お尻の溝から親指幅6本分下)部分。

効果:下肢の痛み・だるさ、坐骨神経痛、腰痛、こむら返りなど。

 

 

 





足三里(あしさんり)

位置:膝関節の外側、膝の皿の下から4横指下の部分にあるツボ。

効果:無病長寿のツボ、冷え性、胃痛、頭痛、のぼせ、食欲不振など。

 

承山(しょうざん)

位置:ふくらはぎの中央(アキレス腱と腓腹筋の間)部分。

効果:足の痛み、足のしびれ、腰臀部痛、便秘、こむら返りなど。

 

三陰交(さんいんこう)

位置:下腿部の内くるぶしから4横指上の部分にあるツボ。

効果:女性の特効穴、むくみ、冷え性、生理痛、膝の痛み、不感症など。

 

 

 





湧泉(ゆうせん)

位置:足裏、第2指と第3指の間から下に、土踏まずとの際部分。

効果:体調の調整、疲れ、だるさ、冷え性、こむら返りなど。

 

 

 





ツボの押し方と注意点

 

 

写真を参考に、ツボの位置を確認して、その周辺を指で軽く押します。

最も感覚が敏感になっているところが、あなたにとってのツボになります。

 

ちょっと痛いけど・・・くらいの力加減でツボを刺激します。

 

ツボ押しは、力を入れる時に息を吐き、力を抜く時に息を吸います。

ひと押し3~5秒を目安に、5~10回繰り返します。

 

皮膚の弱い方は、押しすぎに注意しましょう。

 

いつもと違う、症状が改善しない場合は、医療機関への早期受診が大切です。



足の疲れ対策

 

 

足の疲れ対策には、ツボ押しと足の運動で効果が期待できます。

靴と歩き方の見直し対策も、足の疲れには効果があります。

 

 

青竹踏み

足の裏を刺激することで、ツボ刺激と血流改善が期待できます。

ゴルフボールなどで代用可能。

 

 

 

 





足関節の運動

ふくらはぎを刺激することで、むくみや冷え性の改善が期待できます。

踵の上げ下げと足関節の回旋運動。

 

 

 

 


股関節の運動

股関節周辺には血管や大きな筋肉があり、運動で筋緊張緩和と血流改善。

簡単な運動・ストレッチから取り入れましょう。

 

 

 

 

 


靴と歩き方の見直し

靴:長さ・幅・高さ ⇨ 自分の足に合った靴選び

歩き方:正しい姿勢で、

踵から着地 ⇨ 足裏全体 ⇨ 足の小指 ⇨ 足の親指に重心移動

 

 

 

 

 


東洋医学では、体を構成し循環している「気・血・水」という概念があり、

体の不調の原因は、「気・血・水」の乱れによって起こると捉えています。

 

 

ツボとは、体の不調やゆがみを、正常な状態に戻す「調整点」のことです。

 

 

足腰の周辺には、たくさんのツボが点在しており、手軽に押し揉みができます。

 

 

ツボ押しと運動で、あなたの「足の疲れ」が改善しますように。

 

 

 

 





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C-⑥ 手(上肢)の痛み

手(上肢)の痛み▽



手首が・・・肘が・・・肩が・・・痛い!

 

 

 

手(上肢)の痛み、あなたはどう対処していますか?







手(上肢)とは



"手(て)は、人体の左右の肩から出ている長い部分、あるいは手首から指先までの部分である。

日本語(大和言葉)の「」はもともと肩から出ている長い部分全体を指していたわけである。(中略) 

医療と手とは、古くから密接な関係がある。もともと、癒す人(ヒーラー、医療者 等)が、病んでいる人の患部などに手を当てることは、医療の原点であった。ここから日本語の「手当て(てあて)」という表現が生まれた。

また、現代でも、医療全般に(例えば通常医療のリハビリテーションの場でも代替医療の場でも広く)手によるマッサージは行われており、血行をうながしたり、滞留したリンパ液等の移動を促すことで、治癒を促す効果がある、自然治癒力を高める効果が期待できるとされている。"

引用元: - Wikipedia

 

 

 

東洋医学の数千年に及ぶ「ツボ療法」は、肩こり・腰痛・ストレスなど、

 

 

日常の不快な症状の改善や痛みの緩和に役立ちます。

 

 

手(上肢)には、たくさんのツボが点在しており、手軽にツボ押しが可能です。

 

 

ツボとは、体の不調やゆがみを、正常な状態に戻す「調整点」のことです。

 

 

 

手(上肢)の痛みに効くツボ

 

 

手(上肢)の痛みを、3部位(肩・肘・手首)に分けて説明して行きます。

 

 

1⃣ 肩 部 ⇨ ①肩井 ②肩髃 ③臂臑 ④臑会

 

2⃣ 肘 部 ⇨ ⑤肘髎 ⑥曲池 ⑦手三里 ⑧少海

 

3⃣ 手 首 ⇨ ⑨太淵 ⑩大陵 ⑪陽谿 ⑫陽池

 

 

 

 



1⃣ 肩 部

 

 

肩井(けんせい)

位置:首と肩先の真ん中にあって、肩の筋肉の中心にあるツボ。

効果:肩や首のこりの特効ツボ、頭痛、眼精疲労、過労など。

 

肩髃(けんぐう)

位置:腕を真横に挙げた時、肩の付根の前のくぼみ部分。

効果:肩関節の痛み、五十肩、頚肩腕症候群、上腕神経痛など。

 

臂臑(ひじゅ)

位置:上腕骨外側、三角筋の先端の内側部分。

効果:肩の関節痛、五十肩、腕や手の神経痛、頭痛など。

 

臑会(じゅえ)

位置:腕を真横に挙げた時、肩の付根の後ろのくぼみから親指幅3本分下。

効果:肩の関節痛、上腕神経痛、発熱、頭痛など。

 

 

 

 

 

 

2⃣ 肘 部

 

 

肘髎(ちゅうりょう)

位置:肘を曲げると出来るしわから、肩に向かって親指幅1本分上のツボ。

効果:肘の痛み、腕の症状全般、テニス肘など

 

曲池(きょくち)

位置:肘を曲げると出来るしわの外側部分にあるツボ。

効果:腕の症状全般、肩や首のこり、五十肩、歯痛、冷え性など。

 

手三里(てさんり)

位置:肘を曲げた時、しわの3横指手首よりの部分にあるツボ。

効果:肘の痛み、上腕神経痛、めまい、胃痛、胸やけなど。

 

少海(しょうかい)

位置:肘を曲げた時、肘の内側のしわの部分にあるツボ。

効果:肘の関節痛、テニス肘、頭痛、めまい、心胸痛など。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3⃣ 手 首

 

 

太淵(たいえん)

位置:手関節掌側、横紋の外側の陥凹部分。

効果:手関節障害、発熱、無汗、咽喉痛、胸背痛など。

 

大陵(たいりょう)

位置:手関節掌側、横紋の腱と腱の中央部分。

効果:手関節障害、手掌熱、不眠、胃痛、嘔吐など。

 

陽谿(ようこく)

位置:手関節の背面、親指を張って出来る横じわの陥凹部。

効果:手首痛、頭痛、目痛、歯痛、咽頭痛など。

 

陽池(ようち)

位置:手関節の背面、中央部よりやや小指側の陥凹部。

効果:手関節痛、頚腕障害、目の疾患、肩こり、難聴など。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ツボの押し方と注意点

 

 

写真を参考に、ツボの位置を確認して、その周辺を指で軽く押します。

最も感覚が敏感になっているところが、あなたにとってのツボになります。

 

ちょっと痛いけど・・・くらいの力加減でツボを刺激します。

 

ツボ押しは、力を入れる時に息を吐き、力を抜く時に息を吸います。

ひと押し3~5秒を目安に、5~10回繰り返します。

 

皮膚の弱い方は、押しすぎに注意しましょう。


急性的な疼痛や痛みに特徴がある特異的疼痛をのぞき、筋肉がこわばって
緊張状態が続いている疼痛には、ツボ押しやマッサージは効果的です。

いつもと違う症状が改善しない場合は、医療機関への早期受診が大切です。

 

 

 

 

 

 

手(上肢)のセルフケア

 

 

手(上肢)の痛みは、大きな関節周辺(肩関節・肘関節・手関節)に日常生活や運動によって、負荷がかかり発症しやすい部位(場所)です。

 

日頃から運動やストレッチを取り入れ、各関節周辺の血液循環や筋肉の筋緊張の緩和が痛み発症の予防に繋がります。

 

無理なく、継続できる運動やストレッチを取り入れましょう。

いろいろな方法がありますが、背伸びストレッチが簡単で効果が期待できます。



 



 

背伸びストレッチ

 

 

姿 勢:座位又は仰臥位、立位の場合はふらつきに注意。

 

手 順:両手を上に向けて万歳のポーズ(両指を組んでも可)。

肩を引き上げて伸ばし、顎を上げて筋肉の伸びを意識して深呼吸。

10秒~15秒×2~3回、1日3セット。

 

効 果:手(上肢)の疲れや痛み、肩こり、腰痛、ストレスの予防と改善。

 

 

 

 

 

 

東洋医学では、体を構成し循環している「気・血・水」という概念があり、

体の不調の原因は、「気・血・水」の乱れによって起こると捉えています。

 

 

気が不足している、血が滞っている、水分が溜まっているなど、幾つかの

状態が重なりあって、不快な症状が引き起こされています。

 

 

手(上肢)には、たくさんのツボが点在しており、手軽に押し揉みができます。

 

 

ツボ押しとストレッチで、あなたの身体(体と心)の健康管理にお役立てください。



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C-⑦ 足(下肢)の痛み

足(下肢)の痛み▽


足首が・・・膝が・・・股関節が・・・痛い、重い、怠い!

 

 

 

 

足(下肢)の痛み・・・あなたは、どう対処していますか?

 

 

 

 

 

 

脚・足(下肢)について



"脚の各部位の名称としては脚末梢端には足が付属し、接地部足底から上に向かい、足、足首、脛(スネ)、膝(ヒザ)、腿(タイ)までを含み脚と呼んでいる。便宜上、日本語で同じ音を持つ「足」という漢字を当て、踝以下接地部を指して区別のために使い分けて呼ぶ。

足は時として第二の心臓とも呼ばれ、立位時重力に従って下方向へ体液が流動することによって引き起こされる体液停滞むくみを、足の血管周辺の筋肉の運動によって上部へ押し返し再び循環系に戻すことを行っている。

また手と同様に中医学における経絡(ツボのこと)が多くあるとされ、また足の不具合が体の他の部位の様々な病因となることがあるとされる。足が頭部より低温になる頭熱足寒になると冷え性など様々な健康上の不具合が生じる場合があり、足が頭部より高温になる頭寒足熱の方が良いとされている。"

引用元: - Wikipedia

 

 

 

東洋医学の数千年に及ぶ「ツボ療法」は、肩こり・腰痛・ストレスなど、

 

 

日常の不快な症状の改善や痛みの緩和に役立ちます。

 

 

足(下肢)には、たくさんのツボが点在しており、手軽にツボ押しが可能です。

 

 

ツボとは、体の不調やゆがみを、正常な状態に戻す「調整点」のことです。

 

 

 

足(下肢)の痛みに効くツボ

 

 

足(下肢)の痛みを、3部位(股関節・膝・足首)に分けて説明して行きます。

 

 

1⃣ 股関節 ⇨ ①衝門 ②陰廉 ③承扶 ④環跳

 

2⃣ 膝 部 ⇨ ⑤血海 ⑥曲泉 ⑦梁丘 ⑧委中 ⑨陽陵泉

 

3⃣ 足 首 ⇨ ⑩解谿 ⑪丘墟 ⑫崑崙 ⑬照海

 

 

 

 

 

 

1⃣ 股関節

 

 

①衝門(しょうもん)

位置:下肢の鼠径部の中央部分、動脈の拍動を感じる場所。

効果:股関節痛、足のむくみ、下腹部痛、のぼせ、冷えなど。

 

②陰廉(いんれん)

位置:恥骨から外側に親指幅2本分外側、そこから親指幅2本分下の場所。

効果:股関節痛、腰腹部の冷え、下肢の痛み、下腹部痛、腰痛など。

 

 

 

 

 

 

③承扶(しょうふ)

位置:お尻の筋肉の横じわの中央部分。

効果:股関節痛、大腿部の肉離れ、下肢の痛み、便秘、坐骨神経痛など。

 

④環跳(かんちょう)

位置:下肢の大腿骨先端から少し後方部分に下がった場所。

効果:股関節痛、下肢の痛み、足のむくみ、冷えなど。

 

 

 

 

 

 

2⃣ 膝 部

 

 

⑤血海(けっかい)

位置:膝の皿の内側上端から親指幅2本上の部分。

効果:膝の痛み、頭痛、めまい、むくみ、不眠など。

 

⑥曲泉(きょくせん)

位置:膝を軽く曲げると出来る横じわの内側部分。

効果:膝の痛み、下痢、月経痛、すねの痛み、鼻血など。

 

 

 

 

 

 

⑦梁丘(りょうきゅう)

位置:膝の皿の外側上端から親指幅2本上の部分。

効果:膝の痛み、腰痛、大腿部の痛み、下痢、胃痛など。

 

⑧委中(いちゅう)

位置:膝関節の後ろ側に出来る横じわの中央部分。

効果:膝の痛み、足の痛みやしびれ、こむら返り、腰痛など。

 

⑨陽陵泉(ようりょうせん)

位置:膝の下の突出した骨の前下方のくぼみ部分。

効果:膝の痛み、こむら返り、膝の血行促進、坐骨神経痛など。

 

 

 

 

 

 

3⃣ 足 首

 

 

⑩解谿(かいけい)

位置:足首の前部中央のくぼみ部分。

効果:足首の痛み、ねんざ、関節炎、冷え症、むくみなど。

 

⑪丘墟(きゅうきょ)

位置:外くるぶしの前下方のくぼみ部分。

効果:足首の痛み、こむら返り、しびれ、引きつりなど。

 

⑫崑崙(こんろん)

位置:外くるぶしの後方のくぼみ部分。

効果:足首の痛み、ねんざ、関節炎、冷え、しびれなど。

 

⑬照海(しょうかい)

位置:内くるぶしから親指幅1本下の部分。

効果:足首の痛み、冷え症、不眠症、目の充血や痛みなど。

 

 

 

 

 

 

ツボの押し方と注意点

 

 

写真を参考に、ツボの位置を確認して、その周辺を指で軽く押します。

最も感覚が敏感になっているところが、あなたにとってのツボになります。

 

ちょっと痛いけど・・・くらいの力加減でツボを刺激します。

 

ツボ押しは、力を入れる時に息を吐き、力を抜く時に息を吸います。

ひと押し3~5秒を目安に、5~10回繰り返します。

 

皮膚の弱い方は、押しすぎに注意しましょう。

 

急性的な疼痛や痛みに特徴がある特異的疼痛をのぞき、筋肉がこわばって

緊張状態が続いている疼痛には、ツボ押しやマッサージは効果的です。

 

いつもと違う症状が改善しない場合は、医療機関への早期受診が大切です。

 

 

 

 

 

 

足(下肢)のセルフケア

 

 

足(下肢)の痛みは、関節周辺(股関節・膝関節・足関節)に日常生活や

運動などによって、負荷がかかり痛みが発症しやすい部位(場所)です。

 

日頃から運動やストレッチを取り入れ、各関節周辺の血液循環や筋肉の筋緊張の

緩和が痛み発症の予防に繋がります。

 

無理なく、継続できる運動やストレッチを取り入れましょう。

いろいろな方法がありますが、拮抗筋ストレッチで効果が期待できます。

 

 

 

 

 

 

拮抗筋ストレッチ

 

 

拮抗筋とは、動作・運動時に反対の動きをする筋肉のことです。

屈曲⇔伸展、前屈⇔後屈、外転⇔内転など。

 

足(下肢)の場合

大腿前面(大腿四頭筋)の拮抗筋は、大腿後面(ハムストリングス)です。

 

姿 勢
立位又は長座位、立位の場合はふらつきに注意。

勢いを付けずに筋肉の伸びを意識して深呼吸。

5秒~10秒×2~3回、1日3セット。

 

手 順
A.立位、片足ずつ膝を曲げて、下肢の前面のストレッチ。

B.立位、片足ずつ足を前に踏み出して、下肢の前面のストレッチ。

C.長座位又は立位、上半身を前に倒して、下肢の後面のストレッチ。

 

効 果
足(下肢)の疲れや痛み、腰痛、ストレスの予防と改善。

 

 

 

A.主に大腿四頭筋のストレッチ

 

B.股関節周り、主に腸腰筋のストレッチ

 

C-1.下肢後面のストレッチ

 

C-2.下肢後面のストレッチ

 

 

 

東洋医学では、体を構成し循環している「気・血・水」という概念があり、

体の不調の原因は、「気・血・水」の乱れによって起こると捉えています。

 

 

気が不足している、血が滞っている、水分が溜まっているなど、幾つかの

状態が重なりあって、不快な症状が引き起こされています。

 

 

足(下肢)には、たくさんのツボが点在しており、手軽に押し揉みができます。

 

 

ツボ押しとストレッチ、あなたの身体の健康管理にお役立てください。



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C-⑧ 女性のツボ

女性のツボ▽


東洋医学の数千年に及ぶ「ツボ療法」は、肩こり・腰痛・ストレスなど、

 

 

日常の不快な症状の改善や痛みの緩和に役立ちます。

 

 

体(身体)には、たくさんのツボが点在しており、手軽にツボ押しが可能です。

 

 

ツボとは、体の不調やゆがみを、正常な状態に戻す「調整点」のことです。

 

 

 

 

 

 

今回のテーマは「男女」のツボです。

 

他人には相談しにくい、生理痛やインポテンツなどに効くツボを

 

➀女性と②男性、2回に分けて説明して行きます。

 

今回は、女性のツボです。

 

 

 

女性とは



"一般的に女性とは成人した女の子を指す。日本では二十歳を超えたら女性、十代までを女の子と呼ぶのが一般的である。

・1~6歳「幼女」・7~19歳「少女」・20歳~「女性」「婦人」

女性の場合、思春期に卵巣が発達し、女性ホルモン分泌が増え、第二次性徴が出現する。乳房の発達が始まる(乳房のタナー段階II)ことで思春期に入るため、この時点で思春期に入った事に気づきやすい。次に、女性器が発達し始め、陰毛・腋毛が生え始める。身長の伸びがピークを迎えた後に皮下脂肪が急速に増大。そのため、女性は肉付きがよくなり、体つきが丸くなる。よって、明らかにお腹周りが太ってくる。

これは、赤ちゃんを産むためにそなえているものだが、腰回りがふくよかになる。思春期開始から初経の1年以上前は大人の体型への変化し始めで骨盤がまだ前傾傾向(女児型)のままで子供の体型に近いが、初経を挟む前後1年間に急激に体型が変化し、骨盤が直立傾向(女性成人型)に転換し始め、腹がまっすぐに尻が大きくなり始め、初潮の1年後以降に骨盤が直立傾向(女性成人型)となり、腰がくびれ、大人の体型に近くなる。"

引用元:女性- Wikipedia

 

 

 

 

 

 

女性・婦人科系の症状に効くツボ

 

 

婦人科系の症状を、3つに分けて説明して行きます。

 

 

1⃣ 生理痛 ⇨ ①三陰交 ②血海 ③関元 ④次髎 ⑤合谷

 

2⃣ ホルモン ⇨ ①三陰交 ⑥胞肓 ⑦足三里 ⑧太衝

 

3⃣ 冷え症 ⇨ ①三陰交 ⑨気海 ⑩志室 ⑪寒府 ⑫復溜

 

 

 

1⃣ 生理痛

 

 

三陰交(さんいんこう)

位置:下腿部の内くるぶしから4横指上の部分にあるツボ。

効果:女性の特効穴、生理痛、冷え性、むくみ、膝の痛み、不感症など。

 

血海(けっかい)

位置:膝の皿の内側上端から親指幅2本上の部分。

効果:血の道症の改善、生理痛、生理不順、頭痛、めまい、むくみ、不眠など。

 

 

 

 

 

 

関元(かんげん)

位置:下腹部のおへそから、親指幅3本分下の部分。

効果:丹田のツボ、泌尿器系の疾患、冷え症、胃腸の疾患、精力減退など。

 

次髎(じりょう)

位置:骨盤の仙骨部、上から2番目に触れるくぼみ部分。

効果:泌尿器系の疾患、生理痛、イライラ、冷え症、下腹部の痛みなど。

 

 

 

 

 

 

合谷(ごうこく)

位置:人差し指と親指の骨が合流する部分から、少し人差し指側。

効果:痛みの万能のツボ、生理痛、頭痛、歯痛、疲労倦怠感など。

 

 

 

 

 

 

2⃣ ホルモンバランス

 

 

胞肓(ほうこう)

位置:骨盤の仙骨部、2番目のくぼみから親指幅1本半外側の部分。

効果:生殖器系の症状、下腹部の痛み、冷え症、頭痛、腰痛など。

 

足三里(あしさんり)

位置:膝関節の外側、膝の皿の下から4横指下の部分にあるツボ。

効果:無病長寿のツボ、冷え症、胃痛、頭痛、のぼせ、食欲不振など。

 

太衝(たいしょう)

位置:足の親指の3番目の骨(第1中足骨)と第2中足骨の間の踵寄り。

効果:泌尿器系の症状、下腹部痛、冷え症、めまい、腰痛など。

 

+➀三陰交(さんいんこう)

位置:下腿部の内くるぶしから4横指上の部分にあるツボ。

効果:女性の特効穴、生理痛、冷え症、むくみ、膝の痛み、不感症など。

 

 

 

 

 

 

3⃣ 冷え症

 

 

気海(きかい)

位置:下腹部のおへそから、親指幅1本半下の部分。

効果:丹田のツボ、消化器系の疾患、呼吸器系の疾患、精力減退など。

 

志室(ししつ)

位置:腰部の第2腰椎の両側、真ん中から親指幅3本分外側の部分。

効果:冷え性、腰痛、足腰のしびれや痛み、疲労、不感症など。

 

 

 

 

 

 

寒府(かんぷ)

位置:膝の下の突出した骨の前下方のくぼみから4横指上の部分。

効果:冷え性、膝の痛み、こむら返り、膝の血行促進、坐骨神経痛など。

 

復溜(ふくりゅう)

位置:下腿部の内くるぶしから3横指上の部分にあるツボ。

効果:冷え性、手足のむくみ、耳の痛み、歯の痛み、熱中症、など。

 

+➀三陰交(さんいんこう)

位置:下腿部の内くるぶしから4横指上の部分にあるツボ。

効果:女性の特効穴、生理痛、冷え性、むくみ、膝の痛み、不感症など。

 

 

 

 

 

 

ツボの押し方と注意点

 

 

写真を参考に、ツボの位置を確認して、その周辺を指で軽く押します。

最も感覚が敏感になっているところが、あなたにとってのツボになります。

 

ちょっと痛いけど・・・くらいの力加減でツボを刺激します。

 

ツボ押しは、力を入れる時に息を吐き、力を抜く時に息を吸います。

ひと押し3~5秒を目安に、5~10回繰り返します。

 

皮膚の弱い方は、押しすぎに注意しましょう。

 

いつもと違う症状が改善しない場合は、医療機関への早期受診が大切です。




女性特有の香りについて

 

"女性には特有の甘い香りが発生することが判明しており、そのニオイの正体は桃やココナツなどの香りの構成成分と同じラクトンC10ならびラクトンC11という化合物である。このラクトンは男性が「女性らしさ」「若々しさ」「魅力度」を認識する要因に深く繋がることが確認されており、視覚との相乗効果で女性に関心を持つ確率も高くなることが研究結果で明かされている。

またこの甘いニオイは10代と20代の女性から多く放出されており、30代以降はその年齢層より減少し、「曲がり角」となるニオイの放出限界の時期が35歳であることも同時に明かされている。"

引用元:女性- Wikipedia




 

 

 

女性のセルフケア

 

 

下腿部(ふくらはぎ)には、女性の特効穴=「三陰交」やたくさんのツボが

点在しており、手軽にツボ押しやマッサージが可能です。

 

日頃から運動やストレッチを取り入れ、下腿部の血液循環や筋肉の筋緊張の

緩和を図ることで、女性特有の冷え症などの予防に繋がります。

 

無理なく、継続できる運動やストレッチを取り入れましょう。

足関節の運動と下腿部のマッサージが簡単で効果が期待できます。

 

 

 

 

 

 

①足関節の運動

ふくらはぎを刺激することで、むくみや冷え性の改善が期待できます。

踵の上げ下げと足関節の回旋運動。

 

 

 

 

 

 

➁下腿部のマッサージ

ふくらはぎを刺激することで、むくみや冷え症の改善が期待できます。

ふくらはぎを「さする・つまむ・おす・もむ」ツボを刺激する。

 

 

 

 

 

 

東洋医学では、体を構成し循環している「気・血・水」という概念があり、

体の不調の原因は、「気・血・水」の乱れによって起こると捉えています。

 

 

気が不足している、血が滞っている、水分が溜まっているなど、幾つかの

状態が重なりあって、不快な症状が引き起こされています。

 

 

体(身体)には、たくさんのツボが点在しており、手軽に押し揉みができます。

 

 

ツボ押しを、あなたの身体の健康管理にお役立てください。

 

 

 





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C-⑨ 男性のツボ

男性のツボ▽


東洋医学の数千年に及ぶ「ツボ療法」は、肩こり・腰痛・ストレスなど、

 

 

日常の不快な症状の改善や痛みの緩和に役立ちます。

 

 

体(身体)には、たくさんのツボが点在しており、手軽にツボ押しが可能です。

 

 

ツボとは、体の不調やゆがみを、正常な状態に戻す「調整点」のことです。

 

 

 

 

 

 

今回のテーマは「男女」のツボです。

 

他人には相談しにくい、生理痛や性機能障害などに効くツボ。

 

男女のツボ2回シリーズ、今回は「男性のツボ」です。

 

 

 

男性とは



"一般的な動物の雄に相当する。解剖学的な見解では「出生時に男性型の生殖器(陰茎などの男性器)を有する」と判断された場合は、男性とみなす。ただし、「胎児の段階を経て、徐々に発達した物である」との関係から、形成や状態に色々な個人差が生じる。

現代医学では、外性器だけでなく内性器にも注目しており、「陰嚢は、精子を生産して、種々のホルモンを分泌する精巣や前立腺とも繋がっており、相応の機能を有する」などの条件が加わって判断される。

思春期は男性器の発達から始まるが、男性器の発達が開始した時点で思春期に入った事に気づきにくく、身長の伸びのピークを迎えるか陰毛が発生した時点で思春期に入った事に気づきやすい。

男性特有の疾患として前立腺疾患、痛風がある。また、十二指腸潰瘍、尿路結石、急性膵炎、大腸ポリープが女性に比べて多く、心臓病、脳溢血(およびそれによる脳血管痴呆)循環器系の病気が多いのが特徴である。"

引用元:男性- Wikipedia

 

 

 

 

 

 

男性の症状に効くツボ

 

 

勃起不全(ED)や 性機能障害(SD)などに効くツボを

 

3つに分けて紹介して行きます。

 

 

1⃣ 腹 部 ⇨ ①気海 1関元 1③中極 ④大赫

 

2⃣ 腰臀部 ⇨ ⑤腎兪 ⑥志室 ⑦膀胱兪

 

3⃣ 手 足 ⇨ ⑧神門 ⑨復溜 ⑩太谿 ⑪太衝 ⑫行間

 

 

 

1⃣ 腹 部

 

 

気海(きかい)

位置:下腹部のおへそから、親指幅1本半下の部分。

効果:丹田のツボ、精力減退、泌尿器系の症状、消化器系の症状など。

 

関元(かんげん)

位置:下腹部のおへそから、親指幅3本分下の部分。

効果:丹田のツボ、精力減退、泌尿器系の症状、冷え症、胃腸の症状など。

 

中極(ちゅうきょく)

位置:下腹部のおへそから、親指幅4本分下の部分。

効果:泌尿器系の症状、むくみ、のぼせ、腹部の冷えや張りなど。

 

大赫(だいかく)

位置:中極から、親指幅半分外側の部分。

効果:生殖器・泌尿器系の症状、精力減退、不感症など。

 

 

 

 

 

 

2⃣ 腰臀部

 

 

腎兪(じんゆ)

位置:腰部の第2腰椎の両側、真ん中から親指幅1本半外側の部分。

効果:泌尿器科の症状、循環器系の症状、むくみ、倦怠感、腰痛など。

 

志室(ししつ)

位置:腰部の第2腰椎の両側、真ん中から親指幅3本分外側の部分。

効果:泌尿器科の症状、冷え性、腰痛、疲労、不感症など。

 

膀胱兪(ぼうこうゆ)

位置:臀部仙骨部の上から2番目のくぼみの外側の部分。

効果:泌尿器科の症状、頻尿、残尿感、尿痛、冷え性、便秘など。

 

 

 

 

 

 

3⃣ 手 足

 

 

神門(しんもん)

位置:手関節掌側、横紋の豆状骨下の陥凹部分。

効果:心気の出入口、ストレス、心痛、動悸、不眠、精神疾患など。

 

 

 

 

 

復溜(ふくりゅう)

位置:内くるぶしから、親指幅2本分上のアキレス腱よりの部分。

効果:心因的ED、冷え症、むくみ、めまい、立ちくらみなど。

 

太谿(たいけい)

置:内くるぶしとアキレス腱の間のくぼみ部分。

効果:排尿障害、冷え症、こむら返り、頭痛、立ちくらみなど。

 

太衝(たいしょう)

位置:足の親指の3番目の骨(第一中足骨)と第二中足骨の間の踵寄り。

効果:排尿困難、冷え症、二日酔い、腹痛、腰痛など。

 

行間(こうかん)

位置:親指と第2指の付け根、親指側の部分。

効果:心因的ED、夜尿症、頻尿、疲れ目、倦怠感など。

 

 

 

 

 

 

ツボの押し方と注意点

 

 

写真を参考に、ツボの位置を確認して、その周辺を指で軽く押します。

最も感覚が敏感になっているところが、あなたにとってのツボになります。

 

ちょっと痛いけど・・・くらいの力加減でツボを刺激します。

 

ツボ押しは、力を入れる時に息を吐き、力を抜く時に息を吸います。

ひと押し3~5秒を目安に、5~10回繰り返します。

 

皮膚の弱い方は、押しすぎに注意しましょう。

 

いつもと違う症状が改善しない場合は、医療機関への早期受診が大切です。

 

 

 

 

 

 

勃起不全(ED)とは

 

"勃起不全(ぼっきふぜん、英: Erectile Dysfunction; ED)とは、男性の性機能障害(英: Sexual Dysfunction; SD)の一種であり、陰茎の勃起の発現あるいは維持ができないため、満足に性交の行えない状態をいう。

また、日本性機能学会の定義によれば、通常性交のチャンスの75%以上で性交が行えない状態とされる。

EDに悩む人は、加齢に伴い増加傾向にある。(中略)1998年、アムステルダムにおける第8回国際インポテンス学会で発表したデータによれば、その罹患率は40代前半16%、40代後半20%、50代前半36%、50代後半47%、60代前半57%、60代後半70%、である。

罹患率は年齢に比例して上昇し、明らかな外傷などによるもの以外の原因としては高血圧、動脈硬化、男性更年期障害(ホルモン異常)、ビタミンD欠乏が考えられている。(中略)すなわち、概して生活習慣病(成人病)の予防はED対策に効果的であると言える。"

引用元:勃起不全- Wikipedia

 

 

 

 

男性のセルフケア

 

 

男性の特効穴は「気海・関元・大赫」のツボです。

日頃から意識して、押し揉みしましょう。

 

男性の症状に効く運動は、ずばり・・・スクワットです。

 

スクワットは大変きつい運動ですが、男性の症状には効果が期待できます。

老化は足腰から、精力減退も足腰からです。






脚力に自信のない方は、立ち上がり動作から始めましょう。

 

立ち上がり運動は、机と椅子を利用し、机に手をつき、ゆっくりと立ち上がり、


ゆっくりと座る動作です。15~30回×3セット

 

 

 

 

 

 

スクワット:Squat

 

 

姿 勢
立位で両足を肩幅より広めに、爪先を外側に向けて立つ。

前を向き、胸を張り、背筋を伸ばす。

 

手 順
息を吸いながら、ゆっくりと股関節を曲げ、腰を落としお尻を突き出す。

息を吐きながら、ゆっくりと立ち上がる。15~20回×3セット

 

注意点
しゃがんだ時に、膝が爪先より前に出ないよう(諸説あり)にする。

ハーフスクワット:膝の角度90度

フルスクワット:股関節が膝より低い位置まで

足関節が硬い人は、板などを利用して踵の下にあてる。

少しずつ負荷を上げる(ハーフ⇨フル⇨ペットボトルなど使用)

 

 

 

 

 

 

東洋医学では、体を構成し循環している「気・血・水」という概念があり、

体の不調の原因は、「気・血・水」の乱れによって起こると捉えています。

 

 

気が不足している、血が滞っている、水分が溜まっているなど、幾つかの

状態が重なりあって、不快な症状が引き起こされています。

 

 

体(身体)には、たくさんのツボが点在しており、手軽に押し揉みができます。

 

 

ツボ押しを、あなたとパートナーの健康管理にお役立てください。

 

 

 





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C-⑩ 子供のツボ

子供のツボ▽


東洋医学の数千年に及ぶ「ツボ療法」は、大人だけでなく子供たちの

 

 

日常の不快な症状の改善や、痛みの緩和にも役立ちます。

 

 

体(身体)には、たくさんのツボが点在しており、手軽にツボ押しが可能です。

 

 

ツボとは、体の不調やゆがみを、正常な状態に戻す「調整点」のことです。

 



 



今回のテーマは、「子供」のツボです。

 

夜中に突然泣き出す、おもらしやおねしょ、体力がなく疲れやすい・・・

 

子供の症状に効くツボを紹介して行きます。

 

 

 

子供・児童とは



"子供(こども)とは次のような意味で使われている言葉である。

自分がもうけた子。親がもうけた子。親と一対になる子。親に対する子。幼い者。年齢のいかない者。(児童、小児)考え方によっては、胎児も出生前発育(英語版)をしている生命として子供に含める場合もある。

児童とは、年齢が「満18歳に満たない者」をいう。なお児童福祉法では、児童をさらに、乳児(満1歳に満たない者)、幼児(満1歳から、小学校就学の始期に達するまでの者)、少年(小学校就学の始期から、満18歳に達するまでの者)に区分する。

一般に「遊び」とは気晴らしであったり非生産的と捉えがちだが、これはあくまで大人の遊びに対するものであり、子供にとって遊びとは生活の中心にあり、特に幼児期には、生活の全てが遊びと言える。そして子供は遊びを通じて様々なことを学ぶ。

すべての子供は成長・発達に伴い社交性を身につける。幼児やとても小さな子供はひとり遊びでも満足する。このような子供が他者との関わり合いを持つ最初の相手は養育者であり、多くの場合それは母親である。"

引用元:子供児童- Wikipedia

 

 

 

 



子供の症状に効くツボ

 

 

子供の症状を、3つに分けて説明して行きます。

 

1⃣ 夜泣き ⇨ ①鳩尾 ②身柱腎兪④中衝

 

2⃣ おねしょ ⇨ ⑤水分 ⑥中極 ⑦膀胱兪 +③腎兪

 

3⃣ 虚弱体質 ⇨ ⑧大椎 ⑨命門 ⑩足三里 +②身柱

 

 

 

1⃣ 夜泣き(かんのむし)

 

 

鳩尾(きゅうび)

位置:胸骨の下部、みぞおちの部分。

効果:夜泣き、不眠、ストレス、息切れ、食欲不振など。

 

 

 

 

 

 

身柱(しんちゅう)

位置:背中の第3胸椎の下のくぼみ部分。

効果:夜泣き、虚弱体質、ぜんそく、アレルギー、花粉症など。

 

腎兪(じんゆ)

位置:腰部の第2腰椎の両側、真ん中から親指幅1本半外側の部分。

効果:泌尿器科の症状、循環器系の症状、むくみ、倦怠感、腰痛など。

 

 

 

 

 

 

中衝(ちゅうしょう)

位置:中指の人差し指側、爪の付け根部分。

効果:手の知覚・運動障害、動悸、ストレス、熱中症、失神など。

 

 

 

 

 

 

2⃣ おねしょ(おもらし)

 

 

水分(すいぶん)

位置:上腹部のおへそから、親指幅1本分上の部分。

効果:泌尿器科の症状、夜尿症、むくみ、下痢、腹部の張りなど。

 

中極(ちゅうきょく)

位置:下腹部のおへそから、親指幅4本分下の部分。

効果:泌尿器系の症状、むくみ、のぼせ、腹部の冷えや張りなど。

 

 

 

 

 

 

膀胱兪(ぼうこうゆ)

位置:臀部仙骨部の上から2番目のくぼみの外側の部分。

効果:泌尿器科の症状、頻尿、残尿感、尿痛、冷え性、便秘など。

 

 

 

 

 

 

+③腎兪(じんゆ)

位置:腰部の第2腰椎の両側、真ん中から親指幅1本半外側の部分。

効果:泌尿器科の症状、循環器系の症状、むくみ、倦怠感、腰痛など。

 

 

 

3⃣ 虚弱体質

 

 

大椎(だいつい)

位置:首の後ろ、第7頸椎(最も出ている骨)の下のくぼみ部分。

効果:虚弱体質、胃腸障害、鼻かぜ、偏頭痛、皮膚症状など。

 

命門(めいもん)

位置:腰部の第2腰椎の下のくぼみ部分。

効果:先天の元気が出入りするツボ、虚弱体質、冷え性、腰部など。

 

 

 

 

 

 

足三里(あしさんり)

位置:膝関節の外側、膝の皿の下から4横指下の部分にあるツボ。

効果:無病長寿のツボ、冷え性、胃痛、頭痛、のぼせ、食欲不振など。

 

 

 

 

 

 

+②身柱(しんちゅう)

位置:背中の第3胸椎の下のくぼみ部分。

効果:夜泣き、虚弱体質、ぜんそく、アレルギー、花粉症など。

 

 

 

ツボの押し方と注意点

 

 

写真を参考に、ツボの位置を確認して、その周辺を指で軽く押します。

最も感覚が敏感になっているところが、あなたにとってのツボになります。

 

子供のツボ押しは、皮膚がほんのり赤くなる程度に「軽め・弱め」に刺激します。

 

指で押すのが難しい場合は、手のひらを使って「の」の字を描くように

なでたり、さすりましょう。

 

ツボ押しは、力を入れる時に息を吐き、力を抜く時に息を吸います。

ひと押し3~5秒を目安に、5~10回繰り返します。

 

皮膚の弱い子供は、押しすぎに注意しましょう。

 

いつもと違う症状が改善しない場合は、医療機関への早期受診が大切です。

 



 



子供のケア

 

 

子供のケア・・・自ずと知れた「スキンシップ」です。

 

子供は、両親が大好きです・・・特に母親が大好きです。

 

幼児から小学校低学年までの間は、会話や添い寝、お風呂に一緒に入り

1日1回は、「ぎゅっ」と抱きしめてあげてください。

 

子供のころにスキンシップが多いほど、優しい人格が形成されます。

 

ご自身の幼少期を思い出してください。

 

1日3分でも・・・子供とのスキンシップを取りましょう。



 

 

 

 

東洋医学では、体を構成し循環している「気・血・水」という概念があり、

体の不調の原因は、「気・血・水」の乱れによって起こると捉えています。

 

 

気が不足している、血が滞っている、水分が溜まっているなど、幾つかの

状態が重なりあって、不快な症状が引き起こされています。

 

 

体(身体)には、たくさんのツボが点在しており、手軽に押し揉みができます。

 

 

ツボ押しを、スキンシップを、子供たちの健康管理にお役立てください。




 




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